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2017年7月15日

作り手から学ぶ道具のお手入れ


台所道具を一生ものにする手入れ術(日野明子著・誠文堂新光社)

先月東京ビックサイトで開催されたインテリアライフスタイルショーで 新潟県燕市でconteという ステンレス製のボウル・ザル・バットを製造する一菱金属さんにお会いしました。 このconteとは、長く使われ続ける(continue)道具でありたいとの願いを込めています。 そんなconteを製造するチームに、アドバイザーとして著書の日野明子さんが加わっていました。 そのconteのコンセプトに共感して、その日野さんの著書を読んでみる機会となりました。

そこには、タイトル通りで、「台所道具を一生ものにしてもらいたい」熱い想いを感じることができました。 台所道具を素材別に、木の道具、土の道具、金属の道具、さまざまな道具に分けて、 作り手から教えてもらったお手入れ方法を写真入りで紹介しています。 読み物と言うよりは、解説書のような構成ですので、興味あるところから紐解いて読むことができます。 これは、使い手はもちろんですが、売り手の教科書のようで、商品別のお手入れ方法が 分かりやすく整理されていました。

特徴的なのは、作り手の皆さんが、その道具を使って実際に調理をされたものを写真入りで紹介しているところです。 やはり、作り手は、その道具を誰よりもよく知る人であり、一番の使い手とも言えるでしょう。 かたや、この作り手の存在というものを、私たちはいつしか、 大量生産・大量販売の時代を通じて忘れてしまったのかもしれません。 実は、使い手が作り手に想いをいたしてこそ、それは作り手から教えてもらうことで、 道具は使いこなしに近づいていけるのでしょう。

特に、木の道具のところは、改めて私もおさらいをさせていただきました。 ちょうど、「理想のまな板を求めて」を書いていましたので、 同じ内容が綴られていて親近感を覚えるとともに、新しい発見もありました。 それは、「中華セイロは洗わない」また「おひつは濡らさずに使う」 なるほどと思わせる理屈でありました。著書でご確認下さい。 そこには、やはり理屈や理論があり、それを科学とも読んでも良いのでしょう。 道具とは、料理とは、やはり科学に裏打ちされているものです。

ある店主の言葉も紹介されていました。 「木の器や道具は、シミがついてもムラが出ても、気にせずに使い続ければ、なじんできます。 ・・・・でも風通しのいいところで乾かすことは忘れずに。」 まさに、このような道具の醍醐味と正しいお手入れを分かりやすく伝えることが売り手の役割なのでしょう。 そんな商売の原点を教えていただき、売り手として反省させてもらう著書でもありました。