料理道具専門店 フライパン倶楽部

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DJスタイル&モニター(プレゼント企画)
「第十六回 だしとり鍋」

「DJスタイル」とは、自分で食べるものは自分で作る、志高き生活スタイル。 一時的ではなく習慣化することを目指し、※独立自尊(Dokuritsu・Jison)の頭文字を取って「DJ」スタイルと名付けました。 その時、道具が大いに貢献します。そこで、その道具と共に具体的なスタイルをご提案。 さらに!その道具をモニタープレゼント! 当選された方には、ご提案した内容を行って頂き、感想を自由な形式でまとめて頂きます。 ※代表者エッセイで社長が語ります。 →モニターご意見へ

今回のDJスタイルは「だしとり鍋で出汁を取る!」
お料理の基本「出汁(だし)」。 まだまだご自分でお出汁を取る方は少数派のような気がしています。 美味しくて健康にもよい天然のお出汁。専用の出汁取り鍋があれば手軽に本格的なおだしを取ることができます。 さぁ、 新潟燕のだし取り鍋で出汁取りにチャレンジです!

【動画でご案内】 新潟燕のだしとり鍋を使って出汁を取ります。 (※基本の普段だしの取り方です)

  1. 昆布の汚れを濡れ布巾でふくか、水でさっと洗っておく。
  2. 鍋にバスケットをセットし、水、昆布を入れて火にかける。
  3. 15分ほどかけて沸騰するくらいの中火の火加減でゆっくり加熱する。
  4. 沸騰直前に火を止め、削り節を入れ、そのまま1分程度置く。バスケットを引き上げ菜箸でだしがらをよく絞る。
※「だしとり鍋」の付属のレシピとほぼ同じ流れで出汁を取りました。 材料の分量や煮出す時間はお好みで調整してください。 吸い物などの本格お出汁を取る時は、鰹節の量を増やして、だしがらを絞らずに。

モニターご意見:出汁取り生活に戻れました。

はち様(埼玉県:夫・息子・私)

『「だしとり鍋」などというお鍋があるんですね。 初めて知りました。』  私が、今回のモニターに応募する際に書いた言葉です。 こちらのサイトのお道具はどれもこれも素敵で、あれこれ拝見していたら、この「だしとり鍋」が紹介されていました。 今までそんなお鍋を聞いたことも、見たこともなくて、 最初は「へえー」という感じ。 でも、次の瞬間に、「使ってみたい。」と思い、すぐにモニターに応募しました。

 今から、20年以上前の、結婚当初の頃は、毎日出汁をとっていました。 周りの友人からは、「えー出汁をとっているの?便利なパックやインスタント出汁があるのに??」とよく驚かれていました。  当時は、自分でも、こだわりをもって頑張っていたのだと思います。 でも、今では、忙しさにかまけて、便利な顆粒だしや、出汁パックに頼りきりです。 この「だしとり鍋」の存在を知って、またあの頃のように、出汁をとる生活がしてみたくなりました。

 いざ当選のご連絡をいただいたら、びっくりして、嬉しい。 だけど、私なんかが、レポートなんてできるのかしら。とドキドキしたのを覚えています。 過去の当選の方々の素敵なレポートを見て、二度びっくり。 拙い文章ですが、皆さんにこのお鍋の素晴らしさが伝わりますように。


お鍋が到着して、最初に思ったことは、 「思ったよりも小ぶり」で内心ほっとしました。 勢いで、応募してしまったものですから、サイズなどをよく確認していなかったのです。 出汁は、沢山の量をいっぺんに取るイメージでしたから、 もし、大鍋がやってきたら、狭い我が家の、どこに収納するのか大問題でした。

心配をよそに、やってきたのは、ミルクパンを大きくしたような、ちょうど良い片手鍋のサイズ。 でも、これがとても優れもので、側面が腰高になっているので、小さいサイズの割に、容量はたっぷり入る。説明書によると満水容量は驚きの2.0Lです。  そして、鍋の内側にぴったりと収まるザルがセットされています。 (正確には、説明書では「バスケット」と書かれていました。) 鍋も蓋も、持ち手までオールステンレスで、素敵なピカピカ鏡面仕上げです。このお鍋が仲間入りしただけで、台所仕事が盛り上がります。

お鍋と共に、「だしレシピ」なる、出汁の取り方の冊子が入っていましたので、まずは、熟読。 レシピにある、「基本の本格だし」を取ってみることにしました。 お水1200ccに昆布10g、削り節25g の分量です。 私の今までの出汁とりの経験では、材料を計ったことはなく、いつも目分量でした。 でも、今回は、基本に忠実に、材料を計ってみることに。 すると、考えていたよりも、昆布の量がとても多い。私が入れていた今までの量、少なすぎたようです(1/3位でした)。 やはり、計量はとても大事なのだと、目分量はいけない、と反省。

こちらのお鍋には、内側に目盛りが刻まれていて、水の容量が一目でわかります。 こういうところも、さすがは「出汁とり」に特化したお鍋で、とても使い易い。 昆布を水に入れて、(私は一昼夜浸してみました)、沸騰させないように火にかけます。 レシピ冊子には、「15分程かけて沸騰する位の火加減」とのこと。 この加減が最初はわからず苦労しました。 どの位の火加減だと、この時間で沸くのか。 何回かやってみるうちに、ジャストな火加減がわかってきました。 きっと、季節や作る量によっても、この加減は変化してくると思います。 色々試して、良い塩梅を探る感じです。 こういうところが、出汁とりの楽しさかもしれません。

沸騰したら、火を一度止めて鰹節を投入。ひと煮立ちしたら、内側セットしてあるザルを引き上げるだけです。ザルは、鍋に菜箸を渡して1〜2分置いておくと。自然に出汁が切れるのを待つのですね。 内側のザルは、編み目がとても細かくしっかりとした作りです。 冊子によると、業務用の「スープ漉し」と同じ30メッシュ。とのこと。 また形状も、お鍋と同じような形状になっているので、鍋肌のぴったりとつかず離れずの絶妙な形でセットされています。 鰹節も入れ易いし、お鍋の中で、鰹節が良く泳ぐので、ザルが予めセットされていても邪魔になりません。  ザルを引き揚げても中の出汁には、鰹節のグズが残ることもなく、澄んだきれいな金色に出来上がっていました。

それまでの出汁とり経験では、普通のザルで、そのままさらし等を使うことなく、漉していましたので、ザルの目から細かい鰹節が漏れて、出来上がりの出汁は、鰹節の粉が沈んだものになっていました。 それに、「出汁を取るお鍋」、「出来上がった出汁を移すためのボール」、「ザル」と、道具がたくさん必要なので、出汁をとる作業は、ちょっと面倒でした。 それが、このお鍋ひとつで、全て出来てしまうのですから、本当に簡単です。

ガバッと入れて、バスケットを上げるだけ。きれいなお出汁が取れていますね!(by フライパン倶楽部)

出汁を使ってのお料理。  最初に作ってみたいのは、「だし巻き卵」です。 (言い訳めいていますが(笑)、なんだか一人で料理をしながら写真を撮ろうとすると、タイミングが難しくて、火が強く入ってしまいました。腕が悪くてごめんなさい。) 見た目は悪いですが、お汁たっぷりの、柔らかいおいしいものができました。

出汁巻き卵、お出汁のやさしい味が想像できます♪(by フライパン倶楽部)

「ほうれん草のお浸し」も作ってみました。 最近は、「お浸し」ではなく、鰹節とお醤油をかけたお浸しもどきで済ませていましたが、やはり美味しい。ほうれん草の味が引き立っています。

ほうれん草のお浸し、美味しそうです!(by フライパン倶楽部)

「味噌汁」はもっと簡単。 出汁を取ったお鍋でそのまま、具を茹でて味噌を溶けば出来上がりです。 驚いたのは、出汁の味が深いので、投入する味噌の量がとても減ったことです。 減塩につながるのは間違いありません。

 そのほか、煮物、肉じゃが、厚揚げの煮物、煮びたし等、何にでも活用できています。 今では、夕飯の手順の最初に出汁を取り

  1. おかず作りに利用
  2. 次の日のお弁当で作るだし巻き卵用に少し取り分け
  3. 残った出汁はすべて味噌汁。 の手順が出来上がりました。

 今回の出汁取り生活になって、息子が、 「メニューは前と変わらないのに、出汁のせいか、おかずが全部おいしくなったなぁ」 と言っていました。

 実は、我が家で、味に一番うるさいのは、19歳になる息子です。 離乳食の頃は、毎日きちんととった出汁を使っていたので、彼の味の記憶になっているようです。今回の出汁とり生活を一番喜んだのは、実は息子でした。

 私は、仕事や家事で、日々が目まぐるしく過ぎてしまい、いつも忙しく余裕のない生活をしてしまっています。それなので、あまり手の込んだお料理までは手が回りません。 本当は、じっくりと手間暇かけた食事を作りたい。とは思っていても、なかなか現実は程遠いです。 そんな中で、何気ない毎日の食事がおいしくなる「出汁」は、私の作る普通の料理を底上げしてくれる魔法のようだと感じました。

遠ざかっていた、出汁とりの機会をまた与えてくださり、本当に感謝しています。 お世話になり、大変ありがとうございました。

【店長より】
以前は出汁取りをされていたのですね。心のどこかで、出汁を取りたいお気持ちが潜んでいたのだと思います。 息子さんが指摘された、その味の違いとは何のか。それは、お母さんの本来の味だったのかもしれません。 それは「そのままの貴方でいいのだよ。」と言った安心感にも通じる味。 お子さんの声こそ真実な声であり、大切なものを教えてくれているように思いました。

この時代、便利なものが次々と登場しているのですが、人間の意思や判断、感覚を使うことを 妨げてはならないように思います。だしとり鍋は、その余地が残された便利な道具とも言えるでしょうか。 それは、人間がすべきところに、その人の味が生まれるのであり、独立自尊にも通じます。 AIや家電品等をはじめ便利なものにすべてを委ねてしまえば、画一化した味になってしまいます。

それでも、忙しい時代には、これらを利用して手間暇を省く効率を重視してしまいがちです。 すると、どこまでもそれを追求してしまう。 そして、ちょっとの違いが毎日の生活を積み重ねることで、いつしか大きな違いとなって、 本当の味を忘れてしまうことにも至ります。 この年末年始の時期は、少し立ち止まってみて、台所仕事を見直してみる良い機会です。

今回ある意味で、立ち止まって頂き、手間暇かけて、このようなレポートをまとめて頂きました。 しかし、その過程で、多くの大切なことを学んで頂いたようにも感じました。 また、それをこのページを通じて、ともに分かち合うことができて感謝申し上げます。 「夕飯の手順の最初に出汁を取り」新年からの台所仕事がますます実り豊かなものとなりますように。

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