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ミスターから1冊の本をもらった。「ニッポン・プロダクト デザイナーの証言、50年!」(美術出版社) この本に羽生氏とクックパルが紹介されていた。 羽生氏は「デザイナーは自分が担当したものは自分で売ってみるべし」のポリシーのもとで、デザインだけでなく店舗運営も展開。売場にこそ真実の声があり、物と者の出会いをディレクションできる唯一の場と考えていた。その現場主義は、メーカーの販売責任者であったミスターにも受け継がれた。ミスターは羽生氏を今日も大変慕っておられ、来月も新宿で個展があるのを楽しみにしていた。そのデザインは25年の歳月を経て今日も新鮮に映るのは私だけだろうか。 |
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| 『デザインの現場』2005年3月号増刊「ニッポン・プロダクト」(美術出版社刊 2005年) |
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ブランドが築かれることは、お客様とともに苦楽をともにしている企業姿勢ではないかと、ハッとさせられる。諸事情により生産が一旦終了した。ミスターにとっては悲しい一時期だった。しかし、お客様の声は大きかった。クックパルはすぐに復活を果たした。お客様を大切にしてきた見返りに、今度はお客様に助けていただいた。お客様とクックパルの良好な信頼関係を思った。そして、お客様とクックパルの橋渡しをしたミスター。いち早くフリーダイヤルを取り入れ、アンケートを実施し、全国の販売店に出向き、お客様の声を大切にするスタイルは、まさに販売の鑑だった。
実は、それを手がかりに私はこの「フライパン倶楽部」を運営しているようにも思えてきた。名もなき一人の男が鍋に命をかけた。そんな男に出会ったクックパルは幸せだったとさえ思う。クックパルの歴史はプライムでさらに刻まれていく。ミスターは自分の子供のことのように、このプライムの行く末を気遣っている様子だった。 |
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