
まず、禅宗の寺院を中心に、精進懐石料理として用いられた。 一説には聖徳太子をはじめ徳川家康や伊達政宗も胡麻食を愛していた。 戦国時代には、戦陣兵糧食。 江戸時代には、胡麻は広く一般大衆にも普及し、 食用油としても用いられた。 そして、日本が誇る「天ぷら」の誕生だ。 このように日本の食文化に深く根づき、胡麻は 日本人の長寿にも大きく貢献してきた。
もともと胡麻は、 ナイル川流域で紀元前3000年以上前から栽培されていた。 精力のつく食品として重用されたことがエジプトの記録に残され、 最古の栽培油糧植物とも考えられている。 中国でも紀元前3世紀ころの最古の医学書で延命薬とされ、 古来インドの予防医学書でも推奨されている。 胡麻と胡麻油が世界でも悠久と愛されてきたことが、 これらの事実からも分かる。 やはり、歴史と伝統のある食材は本物だ。