アフター日記 12年6月18日
ジオ・ソテーパン

<お客様>

GEOソテーパンを購入しましたが どうも上手く焼くことができないのです。 目玉焼きや餃子などがこびり付いてきれいに取り出せません。 中火で暖めて弱火にし油を引いてから食材を入れているのですが何かアドバイス等あ りましたら教えて頂けませんか?

<当 社>

GEOのソテーパンは普通のフライパンとは違いますので お料理によりむき不むきがございます。 万能タイプでございません。

もともとはソテーパンということで ソテーとはフランス語で 肉をバターサラダ油で炒め焼する料理のことです。 名前のごとくステーキ等を焼くには上手にできると思います。 キンピラゴボウ等、焼いて煮込みものには特にむいています。 フライパン+煮込み鍋の機能を果たします。 味がよく染み込みます。 その意味では、ソテーパンは フライパンと言う感覚よりも浅型鍋の部類にはいります。

また、得意とするのは揚げ物で、 ステンレス素材で蓄熱が良いので 少量の油で上手に揚がります。

ただ焼き物、炒め物の場合、火加減に注意して下さい。 熱伝導が良いですので 強火で調理すると焦げ付きやすくなります。 通常は弱火ないし中火で調理をしていただくものです。 また、十分温めていただいてから素材を入れてください。 ひっつきやすくなります。 目安は水を落として玉のように転がる状態になるまでです。

中華料理の様に短時間で強火で炒める料理のは不向きです。 鉄の炒め鍋を使えばシャキッと仕上がりますが その点、ソテーパンですとフニャとした仕上がりです。 水を飛ばせないということですが。

また、卵料理等は火加減が微妙に影響するのですが 熱伝導が良く温度が強くなりすぎて 慣れないと失敗してしまうことがありえます。 ホットケーキの感覚でいったん濡れた布巾等で冷やしてから 焼き上げていただいたりすると上手に焼きあがります。 あるいは、オーブンシートを敷いて調理する事も方法の一つです。

しかし、これはめんどうです。 油分をもっていない卵や餃子を焼く調理は 申し訳ございませんが ソテーパンはむいている方ではないです。

これらを総合すると本来のフライパンで毎日良く調理するものには むいていないことがございますので ソテーパンひとつでフライパンの調理を行うのは きついかなと思います。

どれもくっついてしまうとのことですが 十分予熱してから油を満遍なく敷いていただき 素材をのせていただけば、よりひっつきをなくせると思われます。 また、無油調理をうたっていますが、これは素材自体に油分をもっているもののみに 適用されるますので、油は必要となります。 ただ、薄焼き卵等はそれでもくっついてしまうこともありえますので 鉄や樹脂加工のいわゆるフライパンを使用していただければと思います。

調理により使い分ける必要があり、万能タイプでないことをご了承下さいませ。 また、何かございましたらご相談下さい。

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