今日の議題 2026/09/12
食品ロス削減にチャーハン
リニューアルで「いい道具でシンプルにお料理」を掲げることになり、まずは、チャーハン作りをおすすめします。シンプルとは、無駄がないことでもあります。食品を愛おしみ、残り物を捨てずに生かすことです。そこで、チャーハンは、冷蔵庫に残った食材を無駄なく使いきることに至ります。
比較的失敗も少なく、簡単に調理ができます。しかも、そのプロセスは面白く、中華職人だけに独り占めさせてはもったいないのです。まず、ご飯を冷凍および冷蔵して、卵を用意します。あとは、冷蔵庫に保存されていた残り野菜等を具として活用するだけです。結果として、冷蔵庫のお掃除ができます。その点で、チャーハンは食品ロス削減に貢献します。

ここで、道具の使い方を含めて簡単にチャーハン作りをご紹介します。卵の美しい色合いの変化からはじまり、音をたてながら、刻々と食材が綺麗に混ざり合っていく。今回は極炒め鍋28cmで、茶碗3杯分の冷凍ご飯(レンジで解凍)を炒めてみました。具は、冷蔵庫にあったベーコン、ちくわ、シイタケ、ピーマン、ネギです。予熱と油返し後に、卵2個分の溶き卵を流し入れます。ここの部分が大切ですので詳細に解説いたします。

予熱の目安は、ガスの中火で1分程度です。中火とは、ガスの炎であれば、炎の先端が鍋底に触れる程度の火力です。 焼く炒める調理では、予熱は重要だと心して下さい。予熱の後半に、100~200ccの油を鍋内に注いでいただき、20~30秒ほどそのままにして 鍋全体に油を馴染ませたら、油をオイルポット等に返します。これで油返しと予熱は完了です。

ここで、溶き卵を入れます。 半熟状態になったら、ご飯を入れます。 ご飯の状態は、事前に冷蔵庫に入れて乾燥した状態が相応しいでしょう。 おかゆのような、粘りのある水分を含んだ状態ですと、パラッとした仕上がりにはなりにくいです。また、ご飯の量が多いと、フライパンが低温になってこびり付きやすくなります。

卵が、ある程度固まってきたら、ご飯を入れてヘラで撹拌します。 ご飯は卵に包まれて、こびり付きにくくなります。適温がつかめれば、ご飯のこびり付きはありません。

その後、ネギやピーマン等の水分の少ない野菜、シイタケ、ハムなどを投入します。 水分量の多い玉ねぎなどは、鍋が低温になってこびりつきやすくなりますので、扱いに注意して下さい。 すぐに熱が通るように、均一に小さめに切っておくと良いでしょう。 しばらく、ハンドルを振ったり、ヘラで撹拌させたりして、ご飯や具に均等に熱が入って行くように動かします。
そして、良い色合い、良い香りが出たと判断したら、塩と胡椒を振りかけて、ご飯と具を中央に寄せます。 鍋側面に向けて、ぐるりと醤油を廻しかけます。 じゅっと醤油が泡立って香りが出てきたら、ご飯と絡ませて出来上がりです。 あくまで、調味料は最後の仕上げで使います。 途中で使用すると、ご飯や具から水分が出てきてしまい、こびりつきやすくなります。
パラパラのチャーハンができれば、フライパン使いの基本も習得できています。 まず、一番大きなポイントでもある予熱や油返しが身に付きます。そして、加熱によって変化する卵やご飯の扱いが分かります。これらによって、フライパン調理には、180度という適温があることと、 加熱する適切な時間が見えて参ります。
そして、うまくいかなった時には、何が原因であったのかを考えます。予熱が甘かったのか。火加減が強すぎたのか。鍋に対しての食材の量が多かったのか。それを次回に生かします。その繰り返しの中で、美味しさに至ります。 美味しくできることで、適切な火加減を学んで無駄が削がれて参ります。それが電気やガス代の節約にもつながり家計にも優しくなるのです。





