今日の議題 2026/09/21
続・フライパンの買い替え時
9月22日(火)午前7時20分ごろ日本テレビZIP!「なぜ?何だ?コーナー」にて店長が出演して、コーティングフライパンの買い替え時のアドバイスをさせて頂きます。この内容は2018年の年末に放映されたものですが、有難いことに再度ご利用頂けるとのお話でした。当時この出演を受けて、まとめた記事がありましたので再度掲載させて頂きます。
今回、民間テレビ放送局の情報番組より「フライパンの買い替え時を教えて下さい。」と取材依頼がありました。 それは、実際にフライパンを使われているモニターさんのご自宅に伺い、 アナウンサーも入って3人で対話していく内容でした。 なお、鉄製やステンレス製のフライパンであれば、一生ものですので関係はないのですが、 コーティングのフライパンを使われている方は、年末のこの機会に、フライパンの替え時を考えてみて下さい。
まず、モニターさんが実際に使われているコーティングのフライパンを拝見させていただきました。 見た目だけでは、その替え時の判断は難しいのです。 まずは、使い初めの感覚を思い出して頂き、それと比較して今日はどうであるか。 コーティングのフライパンの使い心地のピークは一番初めです。 使うほどに剥がれて劣化して、しだいに使いづらくなって行きます。 また、それを再生することもできません。そのため、使い心地が悪ければ、替え時となります。

この取材に入る前には、新しいフライパンを持参して、そのモニターさんにしばらく使って頂き、 初めの使い心地を思い出してもらおうとも考えました。 しかし、今回はそのような時間がなかったために割愛されますが、新しいフライパンは進呈させて頂きました。 その点では、初めの使い心地をよく記憶しておくとよいのかもしれません。 幸いに今回は使いづらさをすでに感じておられましたので、その必要はありませんでした。
なお、こびりつきやすい調理とは、焼いたり炒めたりの調理ですが、 例えば、煮物、茹で物、あるいは揚げ物であれば、こびり付きは関係はありませんので、 その用途であれば、問題なく続けて使えるとも言えます。 加えて、油を少し多めにしたり、こびりつきにくい食材であれば比較的問題はありません。 このような使い方で、しばらく使うこともできるでしょう。 使う用途は人それぞれですので使い方次第でもあります。 その意味でも、替え時は、自分で判断することです。
このようにフライパンの状況に合わせて、上手に使い込んで頂くことをおすすめいたします。 しかし、もともとのコーティングの特性である、こびり付きにくさを生かすことも大切です。 調理も快適になるとも言えます。その本来の快適さを逃しているのかもしれません。 ですから、使いづらさあるいはストレスを感じるようでしたら、思い切って買い替えをおすすめします。 あわせて、この機会に、原点に返って、コーティングフライパンの正しい使い方を整理しておきましょう。
ポイントは、火加減とお手入れの2つです。 この二つが適正であれば、末永く快適に使えるばかりか、お料理も美味しくなり、しかも燃料費も節約できて 良いこと尽くめです。 その意味では、替え時を問うとは、自分の今までの使い方を反省する機会でもあると思いました。 このフライパンでの自分の火加減とお手入れは適正であったのか。 その基準となる使い方をお知らせいたします。
まずは、火加減ですが、具体的には温度となります。 焼いたり、炒めたり、そして揚げる調理の温度は決まっていて、160~180度です。 この温度帯になると、こんがりとキツネ色の焼き目がつき、美味しい香りも漂います。 これを適温と呼びますが、そのために予熱します。何も入れない状態で、フライパンを温めます。 ガスの中火で1分程度で、この温度になります。 そして、厚みのあるフライパンであれば、食材を載せた後は、終始弱火で、この温度を維持できます。
そこで、コーティング部分のフッ素樹脂の耐熱温度です。 それが260度となります。そのため、強火で長時間予熱してしまうと260度となってしまうこともあり、 コーティングにダメージを与えてしまいます。 多くの場合、火が強いことで、コーティングの寿命を短くしてしまっています。 なお、中火とは。ガスコンロの場合ですと、炎の先端が鍋底に触れる程度の火となります。 そして、弱火とは、その中火の炎の高さの半分程度となります。
やはり、今日は何かと忙しくて、火を強めてしまう傾向にあるように思います。 強火は、熱むらも起こしやすく、炎の当たるところにのみ熱が集中しやすく、焦げ付きも招きます。 そんな時は、フライパンが「落ち着いて!あわてない、あわてない」と声を掛けてくれているようです。 お料理も、じっくりと少し時間をかけて熱を入れた方が、ふっくらと美味しく仕上がります。
そして、使った後のお手入れです。柔らかいスポンジと中性洗剤でコーティング部分の 油と汚れをしっかりと落として頂きます。できれば、その後に布巾等で拭きあげて頂くとベストです。 なお、ナイロンたわしや金属タワシは使えません。内面は傷つきやすく繊細であると認識下さい。 焦げ付いた時には、無理に磨こうとせず、水を入れて煮沸させて、しばらく放置。 焦げを柔らかくしてから除去頂きます。
この年末に、1年間お世話になったフライパンと向き合ってみて下さい。 そして、替え時かどうかを、上記を参考に頂きながら、ご自分で判断されてみて下さい。 「もう少しよろしくね。」この機会に、火加減やお手入れも反省しながら引き続き使って見て下さい。 替え時と判断されたら、当店おすすめのコーティングフライパンもお役立て下さい。 そして、今お使いのフライパンに声を掛けてあげて下さい。お疲れ様!
参考ページ:
フライパンの寿命:店長の道具講座「お手入れ編」





