小さなエリアから
佐賀でまちづくりに取組む建築家の西村浩さんの講演会が開催されました。全国的に地方の中心市街地は、軒並みシャッター街となり駐車場が増えている。まず冒頭で「活性化」と「賑わい」という言葉を使用禁止に。この言葉は、高度経済成長時代を思い浮かべて現実離れしてしまう。縮退時代の現実を直視せよ。私としては、わが街でも使われる「選ばれる街」という言葉の違和感と同列でした。主体は誰であるのか。選ばれるとは、いつしか市民をお客さんにしてしまう。西村さんの論点は明快で、市民が当事者意識をもって、自分たちで街を作っていくこと。行政はそれを後押しする。今一度、この市民と行政の位置付けが肝要です。自分たちの所有する土地を価値あるモノとして次代の子供たちにつなげていく。それは、子供たちから負託を受けていることだと。そこで、西村さんは、子供たちと駐車場に芝生を植えて、コンテナを置くことから始めました。すると、子供たちや親たちが日常的に集まりはじめ、周りに新たな店が並びはじめます。まずは、自分ができる足元の小さなエリアから始めよと。
2026/10/02





