料理道具専門店 フライパン倶楽部

お店のことお店のこと カートカート
商人日記 - A SHOPKEEPERS'S JOURNAL -

商人とは何か。自分とは何か。自由とは何か。店長が綴る明日への旅日記です。

酒井忠次の最後

NHK大河ドラマ「どうする家康」第39話「太閤、くたばる」で、家臣であった隠居の身の酒井忠次が、家康にお願いをします。 「天下をおとりなされ。」 忠次は、家康を抱き寄せて、これまでの家康の苦労をねぎらう。 「殿があまたの困難を辛抱強くこらえたから、我ら徳川は生き延びられたのです。」 そして、「えびすくい」を踊り出す。 この踊りは、忠次が本家本元で、長篠の合戦時に陣中大笑いして恐怖を忘れて勝利に導いたものと言われる。 緊迫した時こそ笑いを忘れない。三河武士たちの結束ぶりが伺える踊りです。 そして、家康にお願いした後で、最後を迎える忠次が描かれていました。 ある雪の日に、殿から出陣の命が下ったとのことで、外に出て身支度をする。「参らねば。」 妻はそれを止めずに「お手伝いいたしましょう。」そこで、息絶えて崩れると妻は頭を垂れる。 「ご苦労様でございました。」そんな家臣たちを抱える家康を太閤も羨ましく思っていた。 その忠次は、わが故郷の吉田城の城主でした。 家康に激励を送る生き様に、わが故郷がエールの街と呼ばれる源流を見たようでした。

2023/10/16