料理道具専門店 フライパン倶楽部

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商人日記 - A SHOPKEEPERS'S JOURNAL -

商人とは何か。自分とは何か。自由とは何か。店長が綴る明日への旅日記です。

役所広司の演技

豊橋まちなかスロータウン映画祭の20周年記念で俳優・役所広司さんのトークショーがありました。 司馬遼太郎の長編時代小説を映像化した「峠 最後のサムライ」が本邦初公開。 役所さんは、主演の長岡藩家老の河井継之助を演じていましたが、 映画「日本のいちばん長い日」で演じた阿南惟幾陸軍大臣と重なりました。 そこに覚悟するを思いました。徹底抗戦が叫ばれる陸軍内で敗戦処理の重い任務を全うします。 自決に及ぶ悲壮な状況の中でも、日常と変わらない態度である阿南惟幾を演じていました。 なぜ、あのように冷静でいられるのか。それは、役所さんの仕事である演じることに手がかりを感じました。 覚悟した人とは、客観的に自分を見つめて人生を俯瞰できる。 あるいは、もはや自分を諦めているから、その先の明日を見つめる自由を得ている。 かたや、演じるとは、自分の主観および感情に左右されない自由な境地に至れる。 そこに、能楽の舞のような静謐な覚悟が漂う。河井継之助曰く「カラスは光に向かって飛んでいく。」 この人生舞台で、高津由久を演じるために、自分を捨てて光を追求して参りたいです。

2022/01/31