小笠原先生の年賀状
高校時代にお世話になった小笠原文武先生とは、35年以上も年賀状のやり取りが続いていました。 毎年、干支にちなんだ自作の版画。ところが、今年は、最後の年賀状と印刷されていました。 先生は、数学教師。図形とは。軌跡とは。それらを言葉で表現して暗唱させる。 証明問題は、結論から導いていく。ノートは整然と美しく書いていく。先生の指導スタイルは斬新でした。 そして、誕生日には「おい、高津、今日はおめでとう。」関わる全生徒に、この声掛けを通年実施。 また、先生は「おい、高津、生徒会立候補してみないか。」その言葉をきっかけに 前後期とも2期務めて生徒会にはまります。立会演説会では、真面目に演説したことを 見知らぬ先輩が朝日新聞に投稿。「おい、高津、曲者として載っていたぞ。」 卒業後も、豊橋商工会議所の機関誌で、私のことが記事になると 「おい、高津、嬉しかったぞ。」先生の最後の年賀状には「由久君には良い思い出ばかりです。」 私も先生には良い思い出ばかりです。 いよいよ困難な時代を前にして、先生の厳しくも真剣な眼差しは、あるべき態度や覚悟を教えてくれています。
2022/01/10





