料理道具専門店 フライパン倶楽部

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商人日記 - A SHOPKEEPERS'S JOURNAL -

商人とは何か。自分とは何か。自由とは何か。店長が綴る明日への旅日記です。

足助屋敷の手仕事

新緑の香嵐渓にある三州足助屋敷を訪れました。そこに掲げられていた言葉に目が留まりました。 「ここの手仕事は民芸でも伝統工芸でもない。自分の生活に必要なものは自分でつくる 健(したた)かな山の生活が甦っただけなのだ。土から離れ手足を使わなくなった現代生活が 慈しみを忘れ、いかに貧しいものか考えてみたいものだ。」 ホームページには誕生物語があり、 「観光とは、訪れる人々との交流の中で、地域色豊かな文化遺産を公開し、保存・継承しつつ、 地場産業に育て、所得を得ると同時に、地元の民度を引きたて、愛郷心を高めるものだ。」 そこでは、昔ながらの道具を展示するだけではなく、職人による実演があり、またそれを体験することまでできる。 しかも、機織り、藍染め、紙漉き、かご作り、わら細工、竹細工、木工など多様であり、 それぞれに職人が常駐している。そして開業40周年を迎えて、このスタイルがずっと続いてきたことに 民度の高さとともに、愛郷心を強く感じました。 白いハンカチを藍で染めながら、自分の内に眠っていた慈しむ心が呼び覚まされたようでした。

2021/05/27