星の子の自立
芦田愛菜さん主演の映画「星の子」を夫婦で観て参りました。 親の信じる宗教あるいは世界観のもとで育ち、そこから自立していく物語でした。 いつしか親は自分の信仰を子供に押し付けてしまうことがあります。 しかし、信じることは個人の領域であり、家族という繋がりを越えたもの。 その点で、信じる世界は孤独です。 ただ、それゆえに、人真似ではない自分の意思が立ち現れます。 そして、愛情を受けて独り立つこと、そこに本来の信仰があります。 その点で、信仰は自立と結び付いています。 愛菜さん演じる中学生ちひろの環境は、両親の信じる新興宗教が、世間的には異質な要素があり、 社会の中ではさまざまな葛藤が生じます。 その葛藤を通じて、傷つきながらも、自分の信じるものを模索して行きます。 そこで陥る孤独と不安。それを乗り越えてこそ、見えてくる光がある。 かたや、今日の子供たちが育つ環境は、事前にその葛藤を取り除いてしまい、自立を妨げていることがあります。 特異で固有なそれぞれの境遇は、時に人生の障害と見えます。 しかし、真摯に向き合えば、自分を見つける宝物となります。
2020/11/05





