料理道具専門店 フライパン倶楽部

お店のことお店のこと カートカート
商人日記 - A SHOPKEEPERS'S JOURNAL -

商人とは何か。自分とは何か。自由とは何か。店長が綴る明日への旅日記です。

三河武士の投手

わが故郷、田原市赤羽根町の出身である東京ヤクルトスワローズの小川泰弘投手が ノーヒットノーランを達成しました。 8回に野手の失策がありピンチを招きます。その時に、その野手が小川投手に駆け寄って詫びます。 すると、小川投手は、顔色一つ変えずに、彼の胸に軽くグラブでポンと叩いた様子が印象的でした。 30歳となり精神的にも大きく成長した姿を見たようでした。 彼は、田原の公立校である成章高校時代には、21世紀枠で甲子園のマウンドを踏んでいます。 しかし、決してエリートコースではありませんでした。 同じくわが故郷の公立校である蒲郡高校の出身の同世代が、 福岡ソフトバンクホークスの千賀滉大(こうだい)投手です。 今は日本のエース級の存在ともなっています。 二人とも、野武士のように駆け上がったことが共通しています。 大樹に寄り掛かるのではなく、自分で考えて、自分の手で道を切り拓いてきた。 私が好きなのは、彼らのひたむきな眼差しです。 あまり人を褒めない福沢諭吉が「痩せ我慢の説」で激賞していた三河武士たちも、 きっと同じ眼差しを持っていたのでしょう。

2020/08/20