ジェームスの寂しさ
ジェームス・ディーン主演の「エデンの東」をはじめて観ました。 厳格な父親は、過ちを犯したジェームスが演じる息子キャルに聖書を読ませて指導します。 父親の信仰および正義は理解できるのですが、行き違いすれ違いが生じます。 そこには、複雑な事情があり母親が不在でした。 本来は母親の愛情を受けていれば、父親の指導が生きたのかもしれません。 品行方正な双子の兄と比べられて、キャルは自信を失い、愛情に飢えた寂しげな表情を見せていました。 そのキャルの寂しさは、演技と言うよりも、もともと持ち合わせているもののようでした。 ネット上で調べてみると、ジェームスは9歳の時に母親と死別していました。 創世記でカインは、兄弟のアベルを殺してしまい、エデンの東に逃れます。 彼らの母親であるエバのことは、二人を生んだ記事で終わり、その後のことが不明です。 カインも母親の愛情に飢えていたかもしれません。 「おまえは、おまえでいいのだよ。」 私も一人の父親として、寂しげなキャルを抱きしめてあげたいと思いました。
2016/07/17





