料理道具専門店 フライパン倶楽部

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商人日記 - A SHOPKEEPERS'S JOURNAL -

商人とは何か。自分とは何か。自由とは何か。店長が綴る明日への旅日記です。

お二人のご長男

こどもの日に4歳の甥と手をつないで散歩に出掛けました。 弟夫婦の愛情をいっぱいに受けて育っていることが感じられてか、とても愛おしく感じました。 最近、石原慎太郎さんの小説「天才」で知ったのは、田中角栄さんが4歳のご長男を失ったことでした。 また、大平正芳さんの書いた「私の履歴書」で知ったのも同じくご長男を失った悲痛でした。 前途有為の26歳で閉じられた生涯への思いが、そこに重く綴られていました。 「彼はなにものにも代えられない、いわば私にとっては全部に近い存在であった。 重い鉛のような悲愁が、鋭利な刃物のような力で今なお私の胸を刺し続けている。 時日の経過によっても、その力は、一向に衰えをみせないのである。」 その田中さんと大平さんが力を合わせてやり遂げたのが、中国との国交正常化でした。 その大仕事の背後にあったものが、子供たちへの愛情だったのでしょう。 「おじちゃん」と無垢な信頼を寄せて私の手を取ろうとする4歳の甥。 子供たちは愛情を引き出してくれる存在だと思いました。

2016/05/07