落命を忘れない
アルジェリアの武装集団の襲撃によって命を落とした同級生。 その事件から2年を迎えようとした時に、今度はイスラム国によって、 後藤健二さんが命を落とします。 アフリカを忘れるな。中東を忘れるな。そんな天からの呼び声が響きます。 いつしか日常のことに明け暮れて、かの地で苦悩する人たちのことを 私たちは忘れてしまっていたようです。 彼らは命を落とすことで、自分の責任を果たしたように思います。 後藤さんの訃報が入った日曜日の午後、息子と二人で田原の池ノ原公園を訪れました。 そこには、東郷平八郎揮毫の「崋山先生玉砕之跡」なる石碑が立ちます。 渡辺崋山は、藩に迷惑を及ぼさないために自決したと語られます。 しかし、それだけではなく、日本人を覚醒させるための決断だったように思います。 吉田松陰も然り。身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂。 その責任と覚悟のもと、幕末の志士たちと近代日本が生まれます。 継承されて来た死を無駄にしないのが、私たち日本人の使命です。
2015/02/03





