近藤誠医師の提言
文藝春秋で、医師の近藤誠さんが、「健康診断が私たちを不幸にする」と提言していました。 人間の体の調整機構の妙を前提に、健康診断で表れる数値は、 個々人の固有のものであり、調整に働いている結果でもある。 基準値と違うだけで投薬や治療をするのは、かえって健康を損ねてしまうことがある。 しかも、医者の質は低下していると手厳しい。 そして、大切なのは、「食を見直し、いきいきとした生活を送ること」。 ですから、近藤さんの論点も、行き着くところは、 医者や医療に寄りかからず、自分で主体的に生きるようにと聞こえて来ます。 その視点では、近藤さんは、「孤独死も、実は惨めではないかも」と最後にぼやきます。 孤独死とは、直前までは自立できていたからこその孤独であると。 人間は、創造者に似せて造られたと創世記にありますが、 それは、自立して生きるように創られているように思えて参ります。 人間が人間らしく。自分が自分らしく。 文明の利器への過度な依存によって、自分が失われていないでしょうか。
2014/10/17





