義務を果たす
教育委員会が主催する人権教育の研修会に参加しました。 日本の社会では、人権侵害と主張することが、 わがままを言っているように聞こえてしまうことがあります。 もともと、人権(human rights)という言葉は、キリスト教圏で生まれた言葉です。 人権は、神とも呼ばれる絶対者から付与されたものであり、その絶対者を信じていることが前提とされています。 そこには、人権を付与されるに相応しい態度が期待されています。 それを日本の社会では、義務を果たすと表現するのかもしれません。 その前提があってこそ人権が成立する。 ところが、日本の社会では、絶対者という存在が意識されずに、 人権という言葉だけが輸入されてしまった。 人権を語る時に、人権を付与した存在が抜け落ちているのです。 そのため、義務を果たすことが希薄になる。 その結果、義務を果たさないまま、権利だけを主張することに陥り、 時にわがままに聞こえてしまうのでしょう。 人権教育の本質は、権利ではなく義務を果たす価値を伝えることです。
2014/01/13





