石川顕次さんの声
どこかでいつも自分を見守ってくれていると感じる人でした。 店に買う用事はあまりないものの、ぶらりと店に顔を出してくれる。 大学から実家に入ったころは、いろいろと気にかけてくれました。 若い私の話を、ただ黙って聞いてくれます。 一途なゆえにぶつかることを承知していても、何も言わずにじっと見守っている。 「君の信じることを行いなさい。やってみなさいよ。」 言葉には表しませんが、そんなメッセージが伝わって来ます。 「僕なんか、駄目だから。君がうらやましいよ。」 そんな敬意を言葉にしてくれたこともありました。 昨冬その方が、入院したけれど退院されて元気だと、身内の方から伺っていました。 一度お会いして助言をいただきたいと思いつつも、訃報が入って来てしまいました。 葬儀場では、牧師が座右の銘であった「信仰、希望、愛」を紹介していました。 「僕の助言なんか、いらんよ。君の信じる道を進め!」 変わらず天でもじっと見守りつつ、そんな声が聞こえてくるようです。 石川顕次さん、ありがとうございました。
2013/12/03





