料理道具専門店 フライパン倶楽部

お店のことお店のこと カートカート
商人日記 - A SHOPKEEPERS'S JOURNAL -

商人とは何か。自分とは何か。自由とは何か。店長が綴る明日への旅日記です。

宣教師への敬意

司馬遼太郎さんの『「明治」という国家』を読んでいます。 司馬さんは、自律や勤勉などの明治の精神は、プロテスタントの精神に通じると書いています。 そして、この時代に日本にやって来た宣教師たちに敬意を表していました。 そんな折に、中学生の娘と息子を前にして自習の仕方を教えていました。 そして、よぎったのが、私のお世話になった宣教師夫妻です。 米国から終戦後の焼け野原にやって来るのですが、 16歳の娘さんと13歳の息子さんを連れて行くことができません。 そこで、娘さんはカナダの神学校へ。 息子さんは、祖父母のいるアイダホへ。 シアトルのバスターミナルで息子さんと別れます。 その時の御夫妻の心情が、同じ年頃の子をもつ親になった今日は痛切に分かってしまいます。 さすがに御夫妻は、身内からクレイジーと非難されますが、御夫妻が海を越えなかったら、今の私はありません。 時に、宣教師は説教していました。 「ひとりごをお与えになったほどに愛された」 身をもって、この愛を示してくれたのです。 

2012/04/06