一羽の蒼鷺
娘の中学校の合唱コンクールを鑑賞しました。 音響施設の整ったライフポートとよはしのコンサートホールで、 クラスごとに自分たちで選んだ曲を合唱します。 印象的だったのは、「蒼鷺( あおさぎ) 」という曲です。 北海道の原野に生きる一羽の鷺の生き様を歌っています。 歌う前に、その曲を紹介する生徒が、「蒼鷺が懸命に生きる」と語りかけ、 泣き出してしまいました。しばし言葉になりません。 会場から「がんばれ~」という声がかかります。 「自分たちと重ねて歌います。」 すなわち、自分たちも懸命に生きているのだと思いました。 私も、もらい泣きします。 この日を迎えるまでに、さまざまな事があったのだと想像しました。 すでに、歌詞の中の蒼鷺になりきっているようです。 しんと静まりかえった会場で、指揮者が手を振り上げます。 彼の後姿が時に激しく、時に優しく、そして無事終局を迎えます。 厳しい状況の中でも、力強く生き抜く一羽の蒼鷺。 それは、これからの人生を暗示しているのかもしれません。 しかし、懸命に生きる姿は美しい。
2011/11/04





