料理道具専門店 フライパン倶楽部

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商人日記 - A SHOPKEEPERS'S JOURNAL -

商人とは何か。自分とは何か。自由とは何か。店長が綴る明日への旅日記です。

児童文学は豊橋から

日本の児童文学は豊橋から始まった。 生涯学習講演会でわが故郷を愛される堀尾幸平(ほりおこうへい)さんが熱弁をふるっていました。 堀尾さんは、安政生まれの名もなき文学者を追いかけます。 その人の書いたものが一行でもあれば、すぐに駆けつける。 年の離れた奥さんが北海道にいたと知ると海を越えて飛んで行く。 ところが、過去のことは話してくれません。 帰り際に、無念の涙が流れると、ついに口を開いてくれました。 そんな苦労を重ねて、明治二十三年に「少年之玉」を上梓した三輪弘忠(みわひろただ)を発掘します。 同時代の坪内逍遥(つぼうちしょうよう)が「小説神髄」(しんずい)で 勧善懲悪ではなく人間心理のありのままを描写することを主張。 その流れを汲んで、二葉亭四迷(ふたばていしめい)が「浮雲」を発表。 これらは、あくまで大人の小説です。 この時に、子供のための小説を書いた先駆者が豊橋人だったのです。 わが故郷の偉人達は、自分を明かしません。 堀尾さんは、金脈を探しあてたように喜んでいました。

2010/11/30