人間の義務
イタリア人監督のもとで、サッカー日本代表が好調な滑り出しを見せました。 イタリアという国も、明治維新とほぼ同時期に、共和国として統一されました。 食の文化も通じるものを感じます。 その統一の担い手が、「青年イタリア」を創設したジュゼッペ・マッツィーニです。 彼の代表作である「人間の義務について」が岩波文庫から出版されました。 タイトルに魅かれて、早速読んでみました。 ちょうど福沢諭吉「学問のすすめ」のイタリア版のようにも感じました。 権利の追求、豊かな生活、幸せそのものが、生きる目的ではない。 それらの行く末は、自分のことしか考えられない暴君の末路と同じとなる。 それらは、あくまで手段。 家族のために、国家のために、人類のために、個人は何ができるのか。 犠牲と行動と愛を通じて、権利に値する人間になって、はじめて権利を行使できる。 そのような人間に日々向上していくことが義務であり目的である。 イタリア人監督の指導の究極が見えてくるようです。 「一流の選手を目指すな。まず、一流の人間になれ。」
2010/10/14





