思いやる義務
わが校区の農家で、鳥インフルエンザが検出されました。 子どもたちの通う学校の近くで、24時間体制で殺処分作業が行われています。 ヘリコプターが飛んだり、テレビ局の中継車が来たりと騒々しくなっています。 通学中の中学生にもマイクが向けられます。 知ることは必要ですが、今日の報道は行き過ぎてはいないでしょうか。 これが、いつしか風評を生みだす根となり、さらに問題を増幅させることがあります。 命にかかわる緊急なものは別として、事態を粛々と見守り、事実関係が出揃ってから検証もすべきでしょう。 特に、子どもたちを巻き込んではなりません。 浜名湖で中学生が亡くなった昨夏の事故では、いまだ学校現場につきまとう報道人たちがいるようです。 いつしか権利のみを掲げて、人を思いやる義務を忘れていないでしょうか。 報道人である前に、一人の人間であって欲しい。 心ない報道には、読者も視聴者もやがて離れて行きます。 何かを伝える為には、愛や思いやりは大前提です。 なぜなら、信じてもらえませんから。
2011/01/29





