ともに悩んで育つ
今年定年退職された高校の先生と、バス旅行で隣の席となり、お話を伺うことができました。 先生は日本画を書かれるのですが、ある作品を前にして、何色にすればよいのか、悩んでいたそうです。 そんな時に、死んだはずの親族の方が現れて、色を指示してくれた。 不思議な体験を率直に語ってくれました。 そんな先生は、ご自分が37年間指導した美術部卒業生の展示会を今週開催されています。 先生は語ります。「私自身、絵を描くのは筆を持っている時だけでなく、 筆を走らせる前や、その途中でも、頭の中で絵を描きながら悩み、葛藤します。 同様に、生徒達も何かに悩み、迷っています。だからこそ、努力を押し付けるではなく、 悩みを共有し、寄り添い、支えとなって目標に導くのが私の使命です。」 あの先生の不思議な体験とは、その色の発見と言うよりも、自分を見守っている人がいるとの気づきを 与えてくれた体験だったのでしょう。 そして、子供たちも悩みながらも、見守る人の愛を受け止めながら、自分の手で切り拓いていく。 大人が悩んでこそ、子供は育って参ります。
2017/11/24





