ペーターのおばあさん
私の両親は、喜寿と傘寿を迎えて、今日も現役で働いてくれています。 明日の街とは、このように高齢者が元気で働くあるいは暮らしていることでしょう。 この時期に、「アルプスの少女ハイジ」の原作を読み返していましたが、ご高齢の登場人物たちに涙が溢れて参りました。 その存在だけで心を揺さぶられるのは、目の見えないペーターのおばあさんです。 このおばあさんが、個人的に私のおおばあさんと重なります。 ある日曜日に家の階段でおおばあさんと擦れ違い、その直後に、おおばあさんは、 階段から落下して、それが致命傷となりました。 病院に入院すると、私の名前「よっちゃん。よっちゃん。」と呼んでくれて亡くなりました。 あの時、手を貸していればとの後悔とともに、注いで頂いた愛情をこの年となって感じています。 そして、ハイジのおじいさん、クララのおばあさんも、どこかでお世話になった高齢者のみなさんと重なります。 これらご高齢の登場人物たちこそ、物語のキーマンでした。 同じく街のキーマンも、人生の酸いも甘いも知る愛情深い高齢者の皆さんでしょう。
2020/04/23





