人間の利口
大学の同窓会で、ともに聖書を学んでいた友人とばったり出会いました。 彼は、当時から物事を論理的に考える方で、今日も真理を探究している真摯な姿が伺えました。 しかし、理に過ぎてしまうことを反省していました。 ちょうど、その場で、現役の学長が挨拶をしていました。 その時、80年前のハーバード大学の学長の言葉を引用。 総合大学の将来は、学問の発展、教養教育、高度専門職教育、健全な学生生活の4つのバランスによって決まる。 そのどれも無視されてはならず、どれか一つが過度に支配的になってもいけない。 すると、今週の読売新聞の日曜版で、司馬遼太郎さんの言葉が紹介されていました。 「人間の利口など、たかが知れたものだ。」 これを小説中で知将・黒田官兵衛の口から言わせています。 人間には、知性だけではなく、感情もあり意志もあります。 夏目漱石が言うように、智に働けば角が立つのでしょう。 真剣であればこそ、いつしか偏ってしまうのですが、 友人や先生と再会することで、自らを見つめ直すことができます。
2016/04/04





