受胎告知と信仰
今週は、広島を訪れる予定でしたが、豪雨により急遽取り止めとなりました。 ただ、予定の前半では大阪での商用があり、倉敷まで足を延ばしてみることにしました。 事前に状況を確認したところ、倉敷駅前のゲストハウスが宿泊を受け入れて下さり、一泊いたしました。 大原美術館などのある美観地区は、何の影響もなく、普段通りでありました。 19時近く倉敷駅に到着すると、南の空に、ほのかに虹が架かっていました。 改めて、災害の前での人間の無力さと、それでも希望をもって進んでいくことを天が語っているようでした。 翌日、大原美術館を訪れて、エル・グレコの「受胎告知」を鑑賞しました。 天使からのお告げに対して、「なぜ私がこんなことに」女性はつぶやくことなく、 覚悟をもって静かに受け入れている。それは、準備された心があったゆえなのでしょう。 約束通り、しばらくすると、救い主の誕生という大きな喜びが待っていました。 見上げる女性の眼差しは、目の前の現実ではなく、その向こうに注がれていました。 それが日本語でいう信じて仰ぐ、信仰と表現できるのかもしれません。
2018/07/14





