料理道具専門店 フライパン倶楽部

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商人日記 - A SHOPKEEPERS'S JOURNAL -

商人とは何か。自分とは何か。自由とは何か。店長が綴る明日への旅日記です。

大河内正敏の自由

豊橋生まれでノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊さんがご逝去されました。 わが故郷では、科学技術の振興に大きく貢献した「もう一人のまさとし」さんを忘れてはなりません。 吉田(豊橋)藩の藩主であった大河内松平家に婿養子となった大河内正敏さんです。 大河内さんは、理化学研究所で主任研究員制度を導入して、 すべての主任研究員を同じ立場に置いて、研究テーマ・予算・人事などの権限を付与します。 そこで育った同じくノーベル物理学賞を受賞した朝永振一郎さんは、「科学者の自由な楽園」と表現して語っていました。 「研究にとって何より必須な条件は、なんといっても人間である。 そして、その人間の良心を信頼して全く自主的に自由にやらせてみることだ。」 大河内さんは、その楽園で生まれた研究を事業化して稼ぐことで、科学者を育てたのです。 その精神を継承したのが小柴さんであり、生前熱く語っていました。 「人に言い付けられたからやると言うことは一切なかった。私はそれが一番大事なことだと感じている。 皆さんに言いたい。『これをやりたい』と自分で意思決定するのが一番いい。」

2020/11/21