敗者を思いやる日の丸
東京五輪の表彰式で、君が代を背景にして、自衛隊員の敬礼のもと日の丸が掲揚されていました。 それは、勝者を讃えるためかもしれませんが、君が代の響きや日の丸は違った心持ちとなります。 ちょうど、広島の原爆の日を迎えましたが、昭和天皇の態度が思い出されます。 敵将のマッカーサー元帥と対面した時に 「私は、戦争を遂行するにあたって日本国民が政治、軍事両面で行なったすべての決定と行動に対して、 責任を負うべき唯一人の者です。あなたが代表する連合国の裁定に、私自身を委ねるためにここに来ました。」 日の丸の歴史は、栄光の歴史と言うよりも、苦しみや悲しみが伴い、血と汗、そして涙を感じます。 先の戦争では、二つの原爆、沖縄戦、全国主要都市への空襲をはじめ、我が国は焦土と化しました。 そんな重い現実と真摯に向き合ったのが昭和天皇でした。 君が代と日の丸が心に響くのは、勝者というよりも、グッドルーザーなのかもしれません。 日本の心とは、敗者の心を思いやる、仁とも思えて参ります。昭和天皇のお名前は裕仁。 終戦記念日を前にして、コロナ禍の重い現実に向き合って参りたいです。
2021/08/12





