料理道具専門店 フライパン倶楽部

お店のことお店のこと カートカート
商人日記 - A SHOPKEEPERS'S JOURNAL -

商人とは何か。自分とは何か。自由とは何か。店長が綴る明日への旅日記です。

明らかに観る

「お父さん、最近来ているね。」 何が来ているのか。それは、頭髪の老化が来ている模様です。 本人よりも家族の方が分かるようです。 そんな時は、一抹の寂しさを感じるものですね。 髪は長い友とも書くので、長年の連れを少し失った心境でしょうか。 そこで、この世相は「アンチエイジング」なる言葉が飛び交って、年齢に抗う人も多いようです。 そんな時、読売新聞の日曜版で良寛さんの言葉に目が留まりました。 「災難に逢(あう)時節には災難に逢がよく候(そうろう)」 それは、諦(あきら)めること。 この言葉の由来は、明(あき)らめることであり、 現実を明らかに観(み)ることであると解説がありました。 「まず現実を受け止めよ。その上で、なお前向きに生きていく時に 初めて悲しみを乗り越える力が出てくる。」 子供は子供らしく。若者は若者。同じく老人は老人。 老いを、死を、そのまま受け入れてみる。 そして、自分は自分らしく生きる。 年齢相応があれば自分相応もあります。 これが「今日の自分」と胸を張ってこそ美しく輝きます。

2012/11/22