料理道具専門店 フライパン倶楽部

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商人日記 - A SHOPKEEPERS'S JOURNAL -

商人とは何か。自分とは何か。自由とは何か。店長が綴る明日への旅日記です。

35年後の回答

中学校時代の国語の先生が転任される時、色紙にメッセージをいただきました。 松井太一先生の授業は独特で、教科書を朗読させて、「質問があるもの?」 熟語の意味を含めて、ありとあらゆることを聞くことができました。 私の記憶の中では、すべての質問に答えて、動く辞書のような存在でした。 その先生の授業となると、真っ先に質問していた生徒が私でした。 いつしか、先生に質問できることを喜びとして、しっかりと教科書を読みこんでいたのだと思います。 その色紙には、大小の魚のイラストと意味不明な「大きい魚も、小さい魚も海の中」と書かれていました。 それは、先生からの私への質問のようでした。「大人になったら意味が分かる。」 もはや先生に質問はできませんが、それを自分で悟ることが要諦だったのだと気づきます。 35年後の今日、こんな回答を出してみました。 「小さい魚と感じても卑下するな。大きい魚と感じても奢るな。 大小に関係なく、魚は自由に海の中を泳いでいる。おまえという魚は、おまえを生きるのだよ。」 

2017/07/01