料理道具専門店 フライパン倶楽部

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商人日記 - A SHOPKEEPERS'S JOURNAL -

商人とは何か。自分とは何か。自由とは何か。店長が綴る明日への旅日記です。

水漬く屍

休日に雨が上がり、何かに引かれるかのように、故郷の海に出掛けました。 渥美半島の先端の伊良湖岬には、海軍機動艦隊戦没者慰霊碑があります。 ちょうど日本の真ん中から、太平洋を一望できる立地であり、 その海に散っていった先人たちを慰霊するには相応しい地とされたようです。 そこには、金属板の太平洋の海図があり、その中に点在する島の名前と そこで犠牲となった人数が彫られています。 その碑文には「その遺骨は水漬く屍となって海底に眠るが」という文字が刻まれていました。 すると、準国歌と当時言われていた「海行かば」の歌詞を思い出しました。 「海行かば 水漬く屍 山行かば 草生す屍」 水漬(づ)く屍(かばね)とは、あの戦争の実相ということでしょう。 ちょうど米国大統領が広島を訪れて、核兵器の実相に触れました。 私たちも、勇気をもってあの戦争の実相に自分の意思で触れて行くべきでしょう。 その慰霊碑の下には、恋路ヶ浜が広がります。 五月晴れの太平洋からの風が私の頬を優しく打ちました。

2016/05/30