田崎文庫
中村屋の相馬愛蔵の著書「一商人として」を求めて、豊橋中央図書館に出かけました。すると、田崎文庫という愛知大学名誉教授が寄贈された文庫に所蔵されていました。田崎哲郎先生は、中央ではなく地方から日本が変わって来たとの視点より文献を収集されていました。その文庫の一覧の中に、私の高校時代の恩師・別所興一先生が書かれた「高校生ノート」がありました。私が生まれたころの発行で、先生が三十前後の若かりし頃に綴ったエッセイでした。「ほんとうの民主主義とは、決して何か自分でないものにゲタをあずけて、いい気になったりしないものです。自分の足で立ち、自分の重みを自分で持ちこたえているような人々によって作り出される社会の原理だからです。」 そして、前書きの言葉には「第一に、自分が心の奥底から願っているものが何であるかを、具体的に見きわめることだ。ただ漠然と夢想するのではなく、自分の夢の構図を考えることだ。」これは、高校生だけではなく、五十を迎えた私に語られているようでした。
2018/08/23





