料理道具専門店 フライパン倶楽部

お店のことお店のこと カートカート
商人日記 - A SHOPKEEPERS'S JOURNAL -

商人とは何か。自分とは何か。自由とは何か。店長が綴る明日への旅日記です。

男子の本懐

東京駅の駅舎が復原されました。 その東京駅構内でばったりお会いしたのが、地元出身の衆議院議員候補者でした。 「尊敬する政治家は誰ですか。」彼はきっぱりと「浜口雄幸です。」 「まさに、東京駅でしたね。」二人で歩いていたその場所で銃弾に倒れたライオン宰相。 選挙が近づいた今日、城山三郎の「男子の本懐」を開きました。 主人公の二人は、時の軍部に対して軍縮を強いて、緊縮財政を断行します。 浜口は井上準之助に大蔵大臣を依頼します。 「この仕事は命がけだ。すでに、自分は一身を国に捧げる覚悟を定めた。 きみも、君国のため、覚悟を同じくしてくれないか」 ライオンの目で凝視したのでしょう。「わかった。引き受ける」 二人とも愛妻家であり、同じ覚悟を家族にも求めていました。 そして、浜口は撃たれた時、ぽつり「男子の本懐だ」 それでも、瀕死の状態で国会答弁に立ちます。 しかし、事切れます。そして、井上も銃弾に倒れます。 時は巡って東京駅。二人を回想する時に、彼の覚悟を聞いたようでした。

2012/09/29