料理道具専門店 フライパン倶楽部

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商人日記 - A SHOPKEEPERS'S JOURNAL -

商人とは何か。自分とは何か。自由とは何か。店長が綴る明日への旅日記です。

美智子妃の悲しみ

美智子皇后が被災地でお見舞いする御姿に、ふと目頭が熱くなりました。 皇后が幼かりし頃に触れて、今でも記憶に残る絵本を紹介していたことを思い出しました。 それが、新美南吉(にいみなんきち)の「でんでんむしのかなしみ」でした。 背中に悲しみを背負ったでんでん虫は、友達にその悲しみを話します。 すると、どの友達も同じように悲しみを背負っていた。 そこで、悲しみをこらえて、嘆くことをやめます。 民間から初めて皇室に入られた皇后は、いろんな悲しみを背負われたのだと想像します。 不条理を感じて、追いつめられたこともあったかもしれません。 数十年前には、言葉を失うこともありました。 しかし、被災地で気丈にお見舞する御姿に、すべてに意味があったのだと思いました。 悲しんだ者こそ、人を慰めることができる。 すると、雅子さんや愛子さんのこともよぎりました。今は、じっと見守らせていただくことだ。 優しいという言葉は、美しい語感を伴います。 すなわち、人偏に憂えると書きます。 悲しみの隣には、愛が待っています。

2011/07/16