美輪さんの確信
「父ちゃんのためなら、エンヤコラ!・・・」 化粧姿の男性が、真剣そのものの姿でテレビで熱唱していました。 その歌詞の一語一語が心に迫り、いつしか涙が溢れていました。 歌には、ここまで力があるのかと。 戦後の荒廃した時代に、泥にまみれて懸命に働く母ちゃん。 そんな母ちゃんを傍で見つめる小学生の視点で歌い上げます。 学校でいじめられても、その母ちゃんを思うと何も言えず、勉強するよと学校に帰って行く。 作詞作曲して歌っていたのは、美輪(みわ)明宏さん。 美輪さんは、長崎出身で、小学生の時に被曝しています。 見るも無残な廃墟と化した街で、力強く生き抜きました。 今回の震災でも、多くの子供たちが過酷な状況に置かれています。 彼らを本当の意味で励ませるのは、美輪さんかもしれません。 そして、大人たちが懸命に働く時に、彼らは前を向いて行ける。 美輪さんが語っていました。 「立ち直れることを信じているのではなく、私は確信している。」 今度は、たくましく育った彼らが同じ言葉を語るのです。
2011/04/09





