料理道具専門店 フライパン倶楽部

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商人日記 - A SHOPKEEPERS'S JOURNAL -

商人とは何か。自分とは何か。自由とは何か。店長が綴る明日への旅日記です。

路上説教への眼差し

わが故郷の塾の集まりで、後輩の女の子がゲスト出演してくれました。 名刺には「路上から武道館へ」とあり、武道館ライブを目前に控えていました。 もともとは、自分の作った曲を街頭で演奏することから始まったそうです。 演奏後に声をかけました。 「自分の学生時代を思い出したよ。実は、周りは温かく見守ってくれていたんだね。」 彼女も深く頷いていました。私の場合は、路上演奏ならぬ、路上説教でした。 塾校内で、時には渋谷で、新宿で、池袋で街頭に立ちました。 狭い中庭の大銀杏の前で、腹の底から大きな声を出すこともありましたが、 学校から止められることはなく卒業まで毎週続けました。 塾の創始者が、英語のスピーチを演説と訳されて、 人前で主義主張を語ることを奨励していた伝統も息づいていたのかもしれません。 周囲は冷ややかなようで、何人かは背後で温かく見守ってくれていました。 迷惑もかけましたが、その中で育てていただきました。 先週、後輩の武道館ライブも盛況のうちに終わったようです。

2012/11/10