雨の行商体験
お店を開いて、お客さんが来ないというのは、非常に寂しいことです。 先日、二川宿本陣まつりがあり、中学生たちが野菜やだんごを売る店を開きました。 ところが、当日は朝から雨模様。 午前中の開店時は、雨脚が強くなって参りました。 テントの下では、中学生が待機しているのですが、いつになく人通りはまばら。 仕入れた商品は返すことができません。 そんな時は、暗い雰囲気が漂うものです。 サポートする父兄の私も、武士は食わねど高楊枝のような面持ちで、 自分の心を鼓舞していました。 そんな中で、一部の生徒たちは、雨の中を行商に出掛けます。 初めてのことでも、彼らなりに精一杯の声を張り上げます。 そんな時、地域の人は黙っていませんでした。 そして、天も黙っていませんでした。 午後には晴れ上がり、なんと「完売御礼」に至ります。 じっと耐えるその向こうには、輝く明日があります。 雨の中で行商していた私の息子も、人の情けが身に沁みたことでしょう。 その日は、いつになく早くから眠ってしまいました。
2013/11/16





