料理道具専門店 フライパン倶楽部

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商人日記 - A SHOPKEEPERS'S JOURNAL -

商人とは何か。自分とは何か。自由とは何か。店長が綴る明日への旅日記です。

靴売り場の思想

地元ほのくに百貨店5階にある紳士靴売り場が話題となっています。 今回はじめて、その売り場の田口芳男さんから靴を購入させて頂いたのですが、 田口さんの商売にかける姿勢に感銘を受けました。 まず、靴売り場というよりも、ブラシやクリームなど靴をお手入れする道具が、ずらりと並んでいました。 「こんな売場はないです。」と言われるのですが、こんな売場こそ、この時代に求められている。 靴のお手入れをして長く愛用してもらいたいとの気持ちが伝わって参ります。 そして、商売は心であり、石田梅岩という人物を教えてくれました。 江戸時代の思想家であり、「実の商人は、先も立ち、我も立つことを思うなり」との言葉を残しています。 先とは売り先であり、両者にとって益になること。また、商行為によって得たものは世に還元されるべし。 士農工商は職業区分として、すべての人は対等であると商人としての矜持を語っていました。 こんな人物が日本にいたことに加えて、すぐそばで、こんな商売をされている人物がいたことに 大変心強く思いました。

2019/10/07