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代表者のエッセイ

2017年12月5日

代官山で育ち、代官山を育てた道具

先日、バーミックスやクリステルをいただいています代官山のチェリーテラスさんを訪れました。 チェリーテラスさんとも20年近いお付き合いですが、代官山の街並みは常に進化していると感じます。 大人の街とも表現されますが、その街の雰囲気を醸し出す源流が、 チェリーテラスさんのお店のあるヒルサイドテラスという複合施設でしょう。 みなさんも、ヒルサイドテラスにあるチェリーテラスさんのお店を訪れてみて下さい。 その筋向いには、話題の代官山 蔦谷書店も控えていて、お料理に関する本も充実しています。

ヒルサイドテラスが特徴的なのは1969年に第1期の建物が完成して、その後1998年の第7期まで 30年間を掛けて作り続けて来たことです。 時代の変化に合わせて、少しづつ建築されてきたとも言えるでしょうか。 12棟の建物があり、それが高層ではなく見通しが効いていて、周囲の神社とも調和して見えたり、 その段差のある地形に合わせて、その立地に溶け込んだ作りになっているのです。 50年経っても未だ古びない建物であり、人とともに育っている、いよいよ輝きを増している建物のようにも感じます。

建築を担当された槇文彦さんは、語っているそうです。 「ヒルサイドテラスは、人と人との安定した関係性、ヒューマンアソシエーションができる場所になっている。」 人と人とのつながりを作り続けて来たとも言えるでしょうか。 そこでは、新進気鋭の建築家の登竜門となるSDレビューなるものが行われて、 安藤忠雄、隈研吾などが巣だつ。各種イベントやコンサートなどの文化活動が行われて、1998年には「メセナ大賞」を受賞。 どうやら、建物そのものではなく、そこに集う人たちが主人公なのです。

建物であったり、街であったりの存在意義とは、人がつながることのように思います。 そのために、心地よい空間である必要があり、それはハードのデザインとともに、 その立地といかに溶け込んでいるのかも大きな要素だと思われます。 加えて、時代の要請にも応える必要があるのでしょう。 その点では、一時にすべてを作ってしまえば、変化に対応しきれないのかもしれません。 そこで、7期にも分けて、段階的に作っていったことには、 オーナーの理解とともに作り手たちの熱い想いを感じることができます。

ヒルサイドテラスのオーナーの朝倉さんは言われています。 「不動産の本当の価値は、物件の規模だとか新しさだとか、 その便利さとかといった経済的なものだけではなくて、社会的に良い環境を作れるかどうかが重要です。 ただそのためには、ハードそのもののデザイン価値が大事だと思うのです。」 社会的に良い環境とは、人と人がつながる環境、ヒューマンアソシエーションができる場所とも言えるでしょうか。 そこには、きっと想いや意思をもった人が集まるのでしょう。その結果、不動産価値も上がる。

建物や街の背後には、人がいて、その人の想いや意思を通じて、建物や街が生まれ、育っていく。 その時、60年以上の歴史を持つ、チェリーテラスさんの看板商品であるバーミックスを思いました。 建物や街だけではなく、道具も同じなのかもしれない。 チェリーテラスさんが、ヒルサイドテラスに来られたのも、その想いや意思をお持ちだったからであり、 そこに集まる人たちによって、バーミックスも育っていったとも言えるでしょうか。 そして、またバーミックスやチェリーテラスさんが代官山という街を育てていったように思います。


2018年の干支は犬です。

そんなチェリーテラスさんでは、2001年から干支のイラストが入ったノートを製作していて、 毎年お客様にそれをプレゼントされています。 すでに干支も一回り半して、18回目となります。 ミラノのイラストレーター、グイド・スカラボットロさんが描いていますが、 干支をイタリア人が表現しているところにも味わいがあります。 フライパン倶楽部でも、これから年末にかけて、チェリーテラスさんの商品を購入下さった方に 感謝を添えて1冊お付けいたします。 対象品は、クリステルバーミックスオールラウンドボウルズ、 ボンポット、 パームハウスケトル、 Jars食器、 ラウデミオです。


下敷き代わりにもなる2018年カレンダーが付属されています。

そして、代官山を歩くと、わが街も負けてはいられないと感じます。 こんな街にしたい。こんな人になりたい。 そんな自分の夢をこのノートいっぱいに書き込んでみたいです。 みなさんも、いかがですか。