料理道具専門店 フライパン倶楽部

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道具選びの眼

2014年7月3日

「フライパンを選ぶ」 第7回 セラミック VS フッ素樹脂

お手入れのしやすい表面加工されたフライパン。最近では、セラミック加工のものをよく見かけるようになりました。 そこで、セラミック加工のペブルフライパンと フッ素樹脂加工のリョーガフライパンを比較してみます。

セラミックは、安全性での安心感があると言われる

セラミックは、安全性が高いと言われます。フッ素樹脂は、260度以上となりますと、 有害なガスを発生させてしまいます。詳細はこちらのページを参考下さい。 ただ、調理の上限温度は180度でもありますので、正しく調理いただけば問題はありません。 なお、うっかり、長時間空焼きなどをしないように気を付けていただく必要はあります。 その点で、セラミックは、有害なガスを発生させることがないので、安心感があると言えそうです。 耐熱温度も400度以上はあります。 セラミック加工フライパンのメーカーも、この点の安全性を宣伝文句に販売している傾向が見受けられます。 また、フッ素樹脂と同じように非粘着性や滑り性など、お手入れのしやすい性質も持ち合わせています。 しかも、酸アルカリにも強く、保存にも適した素材です。

セラミックは、熱伝導性が良いので、火加減を弱めに調整する

そして、セラミックのメリットは、熱伝導性が良いところです。 ただ、総合的な熱伝導性は、加工部分というよりも、下地の金属に影響されるところが大きいかと思います。 単に、食材に直接触れる薄い加工部分だけを比較すると、セラミックの方が熱の伝わりは良くなります。 加えて、遠赤外線の効果も少なからずあり、こんがりと食材表面を焼き上げます。 その点で、セラミックの方が、鉄フライパンに近い仕上がりになると言えるかもしれません。 ですから、うっかり火加減を強くすると、焦げ付きやすいとも言えますので、 鉄フライパンと同様に、火加減には気を付けていただく必要があります。 また、フッ素樹脂は熱伝導性が悪いので、思ったように熱が入らない印象もありますが、 焦げ付きにくいとも言えるでしょう。

長く使用する上では、鉄フライパンがおすすめである

セラミックのデメリットとしては、陶器と同じように割れてしまう、 衝撃に弱い、もろいところがあります。 フッ素樹脂と同じように、金属ヘラや金属タワシを使用しないように、 丁寧に扱っていただきます。 また、長期間使用していると、油や焦げ等が頑固に付着してコンディションが悪くなり、 フッ素樹脂と同じように長く使用する上ではおすすめはできません。 いずれにしても、焦げ付いた時には、一旦水を張って煮沸させて、焦げを緩めてから 柔らかいスポンジで落としていただくのが基本となります。 その点では、ゴシゴシ磨きたい方は、鉄フライパンが相応しいです。 また、末永く良いコンディションで使い方にも、鉄フライパンはおすすめできます。 なお、セラミックとフッ素樹脂の違いの詳細に関しては、こちらのページも参照下さい。

火加減を調整いただければ、より美味しく調理できるのはセラミックとも言えるかもしれません。 また、今までの火加減に慣れてしまっているようでしたら、 従来からのフッ素樹脂が使いやすいと言えるかもしれません。 そして、安全性を気にされる方には、セラミックは安心感があるでしょう。 それぞれの特性をつかんで、相応しいフライパンを選択されて下さい。

道具選びの眼:フライパンを選ぶ 第1回 鉄 VS フッ素樹脂加工
道具選びの眼:フライパンを選ぶ 第2回 比較実験 油なじみ
道具選びの眼:フライパンを選ぶ 第3回 極 VS レギュラー
道具選びの眼:フライパンを選ぶ 第4回 正しい使い方
道具選びの眼:フライパンを選ぶ 第5回 厚板 VS 薄板
道具選びの眼:フライパンを選ぶ 第6回 フライパン VS 炒め鍋
道具選びの眼:フライパンを選ぶ 第7回 セラミック VS フッ素樹脂
道具選びの眼:フライパンを選ぶ 第8回 サイズでの比較