料理道具専門店 フライパン倶楽部

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商人日記byフライパン倶楽部代表

人生とは、いかに生きるべきかを問いながら、自分とは何かを探す旅のようです。 お料理道具を売る現場で、地域との関わりの中で、家庭生活で、湧き上がった言葉を丹念に紡いでみた、明日への旅日記です。

槇文彦さん

建築家の槇文彦さんが逝去されました。 槇さんは、チェリーテラスさんが入る代官山のヒルサイドテラスという複合施設を設計されました。 ヒルサイドテラスが特徴的なのは1969年に第1期の建物が完成して、 その後1998年の第7期まで 30年間を掛けて作り続けて来たことです。 時代の変化に合わせて、少しづつ建築されてきたとも言えるでしょうか。 生前、槇さんが語っていました。 「ヒルサイドテラスは、人と人との安定した関係性、ヒューマンアソシエーションができる場所になっている。」 まず、人間が中心であり、その人間のつながりを尊重されていました。 そこには、文化の息吹を感じます。そこで輝いていたのが、チェリーテラスさんのバーミックスでした。 人と人とのつながりに厚みをまして街が商品を輝かせる。その商品が街を輝かす。 オーナーの朝倉さんは「不動産の本当の価値は、物件の規模だとか新しさだとか、 その便利さとかといった経済的なものだけではなくて、社会的に良い環境を作れるかどうかが重要です。」 この社会的に良い環境を作るお手本を槇さんは示してくれました。 2024年6月15日

O2OとOMO

ネット通販のあり方には、さまざまな形態があるようです。 O2Oとは、「Online to Offline」の頭文字で、インターネット上(オンライン)の情報をきっかけに、 実店舗(オフライン)への来店を促す販売戦略。 かたや、OMOは、「Online Merges with Offline」の略語で、オンラインとオフラインの融合。 ネット通販と実店舗の垣根を無くし消費者の購買意欲を促す。 今後は、どのようなネット通販を目指すべきなのか。そこにお店の個性も表出すると思います。 当店では、「作り手の想いを代弁して、末永く愛着をもって使う商品を提供すること」 決して安くはないが、工芸品のように高すぎない。長い目でみれば、結局お得であることが理解できる商品を扱います。 生活用品を長年扱ってきた実績より、その価値を継承して行きたい。 そして、当店の信用をベースにして、新たな物作りに挑む皆さんのお手伝いをする。 こちらも常に勉強して、新たな商品を提案する。その意味では、まずは物作りをされる皆さんとの関係を深めること。 その上で、どのような形態が相応しいのか。今の体制のもとでベストなあり方を模索して参ります。 2024年6月1日

餃子の王将

餃子の王将が、1967年の創業以来はじめて売上高1000億円を越えたと報道されていました。 渡辺直人社長は「人の手でつくって、人の手で運んで、リーズナブルに食べられる店がすごく減った」と分析。 かたや、王将は、客席から厨房が見えるオープンキッチン。 「ジュワーと音を聞きながら、ブワーと(中華鍋の)火が噴いて、一生懸命料理をつくってくれる店員がいて。 今、お客様が外食に求めるのは、出来立て熱々のおいしさ」 確かに最近は、タッチパネル式の注文、ロボットによる配膳などデジタル化が進んで、レンジで温めるだけのものが増えています。 だからこそ、そこにビジネスチャンスがあるのかもしれません。 食周りでは、単にお腹を満たせばよいだけではない。 人の手と人の心を感じられてこそ、身も心も満たされる。 「好調なのは、目新しいことではなしに、創業当時からやってきたことをブラッシュアップしたから」 当社も単に便利なものを提供するのではなく、本質を見極めて汗を流していくこと。 そして、原点に返って、自分の手でつくる価値を啓発して参りたいです。 2024年5月20日

宗教と公共精神

地方都市で街づくりに関わることで、市民の関心が自分の利益に陥りやすいこと、また目先のことに偏りがちだと自戒を込めて感じます。 経済状況が厳しくなると拍車がかかります。 そこで、楽しくやれること、共通の利益になることを模索しますが、それが本質ではない。 そもそも「みんなのため」は自分の利益を制約することでもあり、時には楽しくないことも生じます。 その時に、手掛かりになるのは、子供たちの存在です。 彼らの視点に立つことで、自分の利益から、目先のことから解放されます。 もう一つは、宗教が問われています。 宗教の理念が、自分だけではなく他者を、今だけではなく未来を見つめる眼差しを与えます。 このことは、フランス革命やアメリカが独立した時代に、政治哲学者であったトクヴィルがアメリカ社会で発見したことでした。 そこでは、宗教を通じてタウンシップが育まれて、みなが集まり話し合って問題解決に当たっていた。 そして、「みんなのため」と表現される公共精神と宗教の関係に注目していました。 読売新聞「地球を読む」で猪木武徳教授は、先進国で進む「教会離れ」を危惧していました。 2024年5月11日

トラさんの消息

JR東海が豊橋市を巻き込んで、ゲーム会社カプコンとともに アクションゲーム「モンスターハンター」の世界観をわが街に作り出しています。 モンスターを求めて観光客が訪れています。 先日、文筆家の河合清子さんが「私が奥三河にいる理由」を自費出版されてご来店下さいました。 その時に、まっさきに思い出したのが、その本で最初に登場していた白井鶴七さん、通称トラさんでした。 しばらく、私はトラさんとお会いしておらず、トラさんどうしているのかな。 すると、本の中で再会できました。 そこには、トラさんはじめ、奥三河で生きる12人の皆さんの生き様が綴られていました。 実は、閉校した奥三河の小学校の校庭でトラさんの挽いたコーヒーを頂いていた時に、 河合さんがやって来て、私が河合さんに、この人たちのことを綴ったらと促したそうなのです。 私にとっては、トラさんこそモンスターのような存在感のある方であり、 河合さんの筆がモンスターのように魅力的に描いてくれています。 どの人も魅力的で奥三河に出掛けたくなりました。 そして、トラさんの消息が分かりほっといたしました。 2024年4月30日

会議とは何か

ホームページ改修のタイミングで、朝のスタッフ会議を見直しています。 果たして会議とは何か。そんな時に、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の賛否が問われていました。 地元のNPO法人「あそびそだちiLabo」理事長の笹川陽介さんは「もっと子育て世代や若い人たちが(再稼働の議論に)参加しやすい 雰囲気をつくれないか。全員が納得するのはあり得ないと思う。ただ、それでも『そこまで考えているんだね』と 思い合える地域にしていきたい。」 経営学では心理的安全性と呼んで、誰もが言いたいことを言える環境を求めています。 そんな時に思い出したのが、終戦を決めた御前会議でした。 ポツダム宣言を無条件で受諾するか、条件を求めて徹底抗戦するか、意見は真っ二つに分かれて 最後は天皇陛下が聖断を下します。初代教会でもユダヤ教問題でエルサレム会議が開かれて 「謙遜と柔和の限りを尽くし、寛容を示し、愛をもって互いに耐え忍び」との言葉が残されています。 会議とは、これを通じて私がなくなり全身全霊で他者を思いやる機会にも思えて参りました。 そこに民主主義の本質も潜みます。 2024年4月20日

街に出でよ

商いを続ける視点では、深く広くのバランスが問われていると感じます。 何かを深めて独自性を出すことに加えて、常に世界を広げていくこと。 経営学の世界では、入山章栄教授が両利きの経営と呼んで、知の深化に加えて知の探索を教えていました。 その知の探索とは、商人あるいは経営者の心を広げることかもしれません。 あるいは、常に人間として成長していくこと。 その点では、街という場所は、大きな可能性を秘めています。 街には、いろいろな人がいるからです。 会社および店とは違って、考えや世界の全く違う人もいます。 だからこそ成長の余地があり、自分の知らない世界が待っています。 その点で、商人はもっと街に出掛けていくべきでしょう。 いろいろな皆さんと触れ合い語り合うことです。 それは、ゆるやかに弱くつながることとも言えそうです。 また、強いつながりには、一面では警戒すべきでしょう。 こんなことを考えていると、商いの成果とは、あくまで手段のように思えて参ります。 事の本質は自分の成長であり、商いは「もっと成長しなさい!」と促しているようです。 2024年4月6日

なりわいとは

映画「PERFECT DAYS」を鑑賞しました。東京都の公共トイレをリデザインするプロジェクトを紹介する映画でした。 改めて、公共を思いました。先日、リノベーション関係者の集まりで、ブルースタジオの大島芳彦さんのお話を伺いました。 大島さんは公共とは、公と共を分けて、公はオフィシャルなもので民間は入れない。かたや、共はコモン、パブリックなので、 民間も担うことが可能なものだと。その点では、公共を正しく理解して民間が担い手となること。 そこで、大島さんは、住人を消費者ではなく当事者にすることを求めていました。 それを具現化したのが、店舗と住宅を一体にした「なりわい住宅」hocco。 その時、トイレに付随する特徴的な行為ですが、掃除という営みに「なりわい」を感じました。 究極は自分の手を使うことかもしれません。 映画の主人公はトイレ掃除が「なりわい」でしたが、タイトルのPERFECT DAYSとは何か。 自分の手を使うことの偉大さ、柳宗悦の民藝運動の手仕事を彷彿させます。 ゆえに、フライパンをお手入れすることは、実はPERFECT DAYSに通じる偉大なことかもしれません。 2024年3月12日

小学生の買物

親子連れのお客さんが実店舗にご来店されました。 小学校低学年らしいお子さんが、フライパンのことを教えて欲しいと、レジ周辺にいた私のところにやってきました。 私は、フライパンの売場にいたお母さんの使いだなと思ったのですが、大きな勘違いでした。 フライパンを必要としていたのは、お母さんではなくその小学生でした。 「このハンドルとこのハンドルは、どう違いますか。」 的確な質問をしてきて「手触りが違います。」と答えると「重さは、こちらの方が軽くなりますね。」 私が見落としていた視点にも目を留めていました。 自分でチャーハンを作るとのことで、フライパンを探しに来たのだと。 私の接客はいつも以上に力が入って、油慣らしからはじまって、油返し、火加減、お手入れ、 チャーハン作りのコツまで説明させて頂きました。 満足そうに店を後にしてくれたのですが、その買物を見守るお母さんのあり方にも目が留まりました。 子供の自主性を尊重して、静かに見守りながら、最後に支払いだけを済ませる。 この子は、将来どんな子になるのだろうか。フライパンとともに大きく育つ予感です。 2024年2月20日

生活者中心へ

当店が所属する広小路三丁目商店街振興組合は、広小路三丁目通り振興組合として新たな出発をいたします。 商店が激減して、商店主の高齢化により、組合活動が停滞していました。 かたや、通りには4棟のマンションが建ち並び、通りは大きく変わっています。 商業中心の商店街から、生活者中心の街に変わることが求められています。 そこで、マンション住人および土地所有者にも組合の担い手となって頂き、 ともに通り(歩道、車道、街路灯、街路樹、ベンチ等の公共物)を作っていく組織に変えて、 名称と規約を新たにしました。 その時、主体者は変われど、結束していくことは変わらない。 結束こそ、わが通りの伝統だと気が付きました。 さらに、商業中心の本質は、生活者中心にあるのかもしれません。 その意味では、商業の原点に返ることであり、生活者に寄り添い、生活者に必要とされる商いが求められています。 取扱い商品、その価格、サービスのあり方まで見直す必要がありそうです。 それは、生活者との対話を通じて見えてくるものでしょう。 この組合の新たなスタートとともに、当店のあり方を見直したいです。 2024年2月12日

伊藤忠に学べ

商売が難しい時代とはいえ、しっかりと業績をあげている会社があります。 時代の責任にするのではなく、商売のあり方を見直すことが必要です。 伊藤忠商事は、しっかりと業績をあげて、就職人気企業ランキングで6年連続1位。 「ひとりの商人 無数の使命」を掲げて「社員一人ひとりが、『求められるものを、求める人に、求められる形で』 お届けするために、自らの商いにおける行動を自発的に考えることにより、 伊藤忠の強みである『個の力』が発揮できる。」ひとりとは、自発的に考えること。 無数とは、それぞれ違うが、それを尊重する。使命には責任を感じます。 そして、求められる形でとは絶妙です。私もしばらく入社して学びたくなります。 そんな伊藤忠は、現在「働き方改革」の一環で、深夜残業を禁止して、 早朝勤務を推奨する朝型勤務に取り組む。 渡辺崋山の商人八訓「先ず朝は、召使いより早く起きよ」と重なります。 人に仕える商人は、社員よりも早く出社して、働きやすい環境を整える。 そして、お客様をお迎えする。そんな気構えによってこそ、明日が見えてくる。 私も働き方改革に取り組みたいです。 2024年2月5日

商品を語る人

最近、AIで商品説明ができたり、ユーチューバー等を通じて商品を宣伝することが多く散見されます。 また、メーカーが直接販売するD2C(Direct to Consumer)という販売も定着して参りました。 そこに商人は不在です。果たして、商人とは何者か。 商人は、メーカーより少し距離をおいて、より客観的あるいは中立公平な立場で語れる立ち位置にあります。 そのため、メーカーとは癒着してはならず、ほどよい距離感と緊張感をもって向き合うこと。 商人は、メーカーではなくユーザーに寄り添う存在です。 それは本来、メーカーは作ることに、商人は売ることに専念すべき分業あるいは協業の考え方があります。 そこには、メーカと商人の深い信頼関係がある。そして、商人には、メーカーと同様に商品対する深い知識がある。 そんな商人が少ないからこそ、D2Cが流行ったり、本業ではない人のSNS発信がもてはやされてしまうのかもしれません。 ネット社会は、商人が本来の商人に立ち返ることを促しています。 それは、何よりも商人が自分の言葉で自信をもって語っていくこと。商人よ、商人たれと自戒して参りたいです。 2024年1月26日

予防医療と街

東京麻布台ヒルズに、慶應義塾大学予防医療センターが拡張移転されました。 信濃町キャンパスから街へ出る決断をされました。 フィットネスクラブや飲食店とも連携して街全体で予防医療に取り組むのだと。 初代医学部長・北里柴三郎博士曰く 「人民に健康法を説いて身体の大切さを知らせ、病を未然に防ぐのが医道の基本である。摂生は本にして治療は末なり。」 私たちが料理道具を販売する目的も、この予防医療に通じます。 日々のお料理をつくる。その時に、料理道具が貢献できることは大きいと信じます。 そして、街の中にある小売店として、すぐそばに生活者がいて、周りの皆さんとともに取り組めることがあります。 その意味では、予防医療とは、医療関係者のみではなく、幅広い皆さんが力をあわせて、街全体で取り組むべきことなのでしょう。 少子高齢化および人生100年時代を迎えるにあたり、ますます予防医療は必要となって参ります。 それが当たり前、常識になることを目指したいものです。 かたや、昔の商店街にあったコミュニティの再生、人と人のつながりが問われています。 それを商人が先導すべきでしょう。 2024年1月22日

台所に立つ意義

地震に戦争にと、その時に偽情報およびデマが拡散されます。 情報化の進展とともに、ますます情報が錯綜する時代に、何が真実であるのかを見極めなければなりません。 それには、知性が必要です。知性とは何か。 人間が真実なものを認識できるためには、まずは素直さが求められます。 素直とは、ありのままの素に加えて、直と書きます。 ひねくれない態度、明るく開かれた真っ直ぐな心のあり様。 しかし、人間の心は曲がってしまう弱さがあります。 それをより深く自覚して、それでも真っすぐを願い求める。 その時、次世代やこどもたちの存在が助けになります。 あるいは、愛する対象の存在です。その人たちが、私たちのあり方を正してくれる。 愛のあるところに真実が浮かび上がって参ります。そこに知性が潜みます。 そうであれば、この知性を育む場は、学校というよりも家庭、その中でも台所かもしれません。 料理することは、私たちが自らを省みながら素直になることを促してくれる。 この不安多き世界を生きる愛する人たちのために「おいしくなれ」と願い祈っていく。 台所に立つ意義を考え直してみたいです。 2024年1月13日

楽しむ舞台をつくる

2023年はWBCで日本が世界一になり、野球の話題で暮れた一年でした。 107年ぶりに全国制覇をした慶應義塾高校では、エンジョイベースボールを掲げていました。 エンジョイは、すべての世界に通じます。 商人にとっては、エンジョイビジネスです。 果たして楽しむとは何か。どうしたら、楽しめるのか。 それは、ひたむきになれる。真剣になれることのように思います。 そして、野球そのものと比べると、ビジネスは他者のためにという想いがより濃厚です。 それは、お客さんだけではなく、そこで働く人たちがいかに楽しめるか。 野球も同じビジネスとも言えますが、商人はより経営者寄りの立ち位置でしょう。 その点では、自分で楽しむというよりも、まずは楽しむ人をサポートする、その楽しむ舞台をつくること。 商人とは、楽しんでいる人を見て楽しむ人なのでしょう。 ですから、2023年の野球選手の活躍は、ビジネスへの大きな手がかりが潜みます。 あくまで商人は仕える人であり、自分が表舞台に立つのではありません。 2024年新しい年を迎えて、周りのみなさんが輝く舞台をつくって楽しんで参りたいです。 2024年1月5日