料理道具専門店 フライパン倶楽部

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商人日記byフライパン倶楽部代表

人生とは、いかに生きるべきかを問いながら、自分とは何かを探す旅のようです。 お料理道具を売る現場で、地域との関わりの中で、家庭生活で、湧き上がった言葉を丹念に紡いでみた、明日への旅日記です。

この年末「どうした郵便局?」と問いたくなる不祥事が続いています。 民間会社になってからは、試行錯誤を繰り返していますが、その実状を市民はもっと理解すべきでしょう。 郵便法の第1条には「郵便の役務をなるべく安い料金で、あまねく公平に提供すること」と 明記されていますが、民間会社が「あまねく公平に提供すること」は果たして可能なのか。 この目的を掲げてしまえば、公共性の高いものとならざるをえない。 そんな矛盾の中に置かれているとも言えるでしょうか。 しかし、欧米の資本主義の論理では、自由競争に曝すことで成長していくのでしょうが、 日本の経済は、それだけでは偏ってしまう。 それは、理に対して情。思いやりや優しさといったものが付随する。 経済とは経世済民、世の中をよく治めて人々を苦しみから救うという認識があります。 そもそも民間会社も、公共性をもつ存在であり、同じく商人も公共性が問われています。 その意味では、株式会社のあり方そのものが問われています。 そして、新しい年に必要なものは、商人の自由な発想です。 2019年12月28日



豊橋商工会議所の議員として、豊橋刑務所を視察いたしました。 場所は豊橋公園のお隣にあり、散歩などで前を通るものの今回初めて立ち入りました。 所内運動場の周りには高い壁があり、その上には何本もの電線が敷かれていました。 今日は女性受刑者の施設となり、そのほとんどが女性で172人。 その半数が覚醒剤取締法違反で平均入所回数は2.4回。犯罪は繰り返されています。 淡々と作業をされている女性たちを目の当たりにして、目が潤んで参りました。 「星の数ほどいる人の中でたった一人の存在」 自由を制約されているゆえに、愛おしさがあふれ、人間の価値に触れた瞬間でもありました。 同じ人間であるものの、その立場の違いを通じて、自分は何者かと問われているようでもありました。 受刑者の再犯を防ぐことが課題である一方、そこで働く刑務官の離職率の高さが課題ともなっていました。 法と言う正義は、時には人の命を奪う厳しさを持ち合わせています。 法を執行する者だけに委ねず、地域社会や一般市民の愛情、少なくとも関心が必要だと感じました。 2019年12月17日



新聞の三面記事と言われる社会面は、殺人、幼児虐待、いじめ自殺など 子供たちの命が軽視される悲痛な記事で連日溢れています。 もう読みたくないと目を覆いたくなりますが、現実を直視する必要はあります。 その時、世の中を少しでも明るくしていくことが商人の仕事です。 当店の場合は、台所道具を通じて食まわりを整えて頂くこと、きちんと作り、きちんと食べることで、 人と人との関係を深めていくことのお手伝いができます。 特に、子供たちには、愛情溢れる美味しいものをたっぷり食べてもらいたい。 先日まで創業祭が実店舗でありましたが、来て下さるお客様のお顔を拝見して、 商人とは、お客様とそのご家族の幸せを願うことでもあると気づかされます。 そして、機会があったら、子供たちに自分で料理を作ることを伝えてみたい。 あるいは、地域の皆さんと連携して、大きな鍋を使った料理を子供たちに振舞ってみたい。 美味しいものをみんなで食べることこそ、命を慈しみ尊ぶことでしょう。 今度は、そんな記事で溢れる世の中に、少しづつ変えてみたいです。 2019年12月6日



地元ほの国百貨店が来年3月15日で閉店となりました。 五十路を越えた私とほぼ歩みが同じであり、創業時には、わくわくしながら展望エレベーターに乗ったことが懐かしいです。 そこは、私たち世代の育ちの場でもあり、さまざまな楽しい想い出があります。 一抹の寂しさを感じるとともに、小売業の変革が問われていることを実感いたします。 自分の人生と重ねながら、私も変わる時です。 あくまで、閉店は終わりではなく、新しい始まりでもあり、変革の機会でもあります。 そして、ますます小売店は、公共性が求められています。 商店主の店ではなく、みんなの店、街の店であること。 その点でも、改めて今市民が求めているものは何であるのか。 商人は、市民と対話しながら、市民の声に耳を澄ませます。 そんな中で、先日の夕刻、ほの国百貨店の前を通ると、シャターが下りながらお辞儀する男女従業員お二人の足が見えました。 シャターが閉まるまで、その足は動きませんでした。 そこに商人としての矜持なるものを感じました。そのような態度により、自然と明日が見えて来るのでしょう。 2019年11月26日



地元の愛知大学で、学長自らが、大学の歴史を省みて今日の状況を市民の前で語っていました。 愛知大学は、1988年に西加茂郡三好町(現みよし市)に一部キャンパスを移転しましたが、 2012年には、名古屋のささしまライブ地区に再度移転を果たします。 それは思い切った決断でしたが、それゆえに愛知大学の評価は上がっているように思います。 同じく、さまざまな業界で、時代を見据えて、思い切った改革が求められています。 そんなお手本を示してくれているようで、学生たちも大学の挑戦を感じ取っているのだと思いました。 かたや、豊橋キャンパスは、平原を語源とするキャンパスに相応しい、伝統文化が感じられるとともに、 緑に溢れた広い空間が広がっています。時代に流されることなく、思索を深めて国際的教養を身に付けるには相応しいところ。 校名の愛を知るとは、フィロソフィア、哲学とも訳されます。 変わるものと変わらないものを持つ。 その点で、愛知大学には両面ありますが、当店もネット通販と実店舗のあることが重なります。 そして、常に挑戦していくことが商人でしょう。 2019年11月18日



冬があって桜は咲く。ラグビーのワールドカップ日本大会を通じて思いました。 桜ジャパンには、世界の舞台で勝てない長い冬がありました。 しかし、桜の木のごとく、その冬をじっと耐えて、いつか花咲く春を待ち望んでいた。 この冬に、もがきながら悩みながら、本質的なことに近づいて参ります。 それは、成長している時、勝者に相応しい者として整えられている時でもあります。 自分ひとりではない。周囲の人に支えられてきたことに気づきはじめ、感謝が身に沁みて来る。 すると、まだ実現していない、まだ目には見えないことでも、 「きっと、うまくいく。きっと、できる。」と根拠もなく信じることができる。 これは、人間に与えられた賜物であり、人間の特性でもあるのでしょう。 それは理屈を越えたものとなりますが、所詮人間の理屈は完全なものではありません。 そして、待つとは、今目の前にあることに誠実に取り組めること。 すると、不思議と道は開けてくる。桜ジャパンは、時が来て花開きました。 同じく今日の商人は、冬を迎えても、じっと春を待ちます。 2019年11月5日



包丁メーカーのグローバルさんをお招きして、パン切りの勉強会を開催しました。 その時、豊橋市松葉町にある手作りパンの店ラ・ムワソンの武田久人さんがご出席下さいました。 武田さんのお店は、こども未来館ココニコの前にあり、20年の長きにわたり、そのお店を切り盛りされていました。 そのパン職人が懐かしんでいた味が、豊橋市南栄にあるコンドーパンであり、私の同級生のお店でした。 すると、その同級生のご両親、おじさんとおばあさんが目に浮かびました。 街のパン屋さんが、しだいに少なくなる中で、今もおじさんとおばさんは、パンを毎日作り続けています。 そんなお姿が、とても尊く思えました。そこに商人の原点を見る思いでもありました。 パンは、街の人に毎日必要とされる商品であり、しかも馴染みの味があります。 すると、街にはなくてはならない貴重な存在だと思えて参りました。 私の店も、パン屋さんのように、街の人に必要とされるお店でありたいもの。 パン切りと言う道具をきっかけに、その頂いたご縁を通じて、明日への道標を示して頂きました。 2019年10月28日



豊橋商工会議所を通じて親交を頂いた 株式会社総合開発機構の小林宏之社長が、 ご自分の会社の50年の歴史をまとめた小冊子を進呈下さいました。 三河港開発のために、民間が主導して官民一体となります。 県から譲り受けた埋立地を整備して、それを民間に分譲する。今日の明海工業用地です。 それにとどまらず、そこで働く人たちの住宅を開発して販売する。 今日の豊橋レイクタウン等です。産業の背後には生活がある。 その視点を社名の総合に込めていました。 産業と生活は一体である。言葉を換えれば、工業と商業は一体である。 それを結びつける場が、商工会議所かもしれません。 果たして、私たち商人は、地域で働く工業者の生活を支えているだろうか。 そのような視点で眺めると、教育、医療、福祉などの充実も必要となります。 このような広い視野、総合という視野を持ち、商売をしていくべきでしょう。 この小冊子を通じて、東三河の商工業者たちの気概を感じました。 また、それを編纂されて、われら若手に語り継いでくれる小林社長の熱き想いも引き継いで参りたいです。 2019年10月18日



台風通過のために自宅でテレビを観ていました。 NHK100年インタビューの再放送で、アンパンの作者・故やなせたかしさんが、 かくしゃくとして震災翌年に語っていました。 やなせさんは遅咲きの漫画家で、代表作がないまま不遇の日々を過ごされていましたが、 69歳でアニメのアンパンマンがテレビで放映。 私も小学生のころ絵本を書店で立ち読みして、不思議な魅力を感じていました。 そんなやなせさんが、今の時代を嘆いていました。「文明は進んで便利になったが、離婚が多くなった。」 これは、子供からの視点であり、アンパンマンが子供たちに支持された理由が分かったように思いました。 大人の都合ではなく、子供の視点で物事を見ると本質が見えてくる。 小学生のころの私も、自分の顔を与えてしまうほどの自己犠牲に何かを感じていたのだと思います。 そのアニメの主題歌で、「何のために生まれて、何をして生きるのか。 答えられないなんて、そんなのは嫌だ!」子供たちの痛切な声でしょう。 そんな子供たちが、痛切に待っている言葉があります。「結婚って素晴らしいよ!」 2019年10月14日



地元ほのくに百貨店5階にある紳士靴売り場が話題となっています。 今回はじめて、その売り場の田口芳男さんから靴を購入させて頂いたのですが、 田口さんの商売にかける姿勢に感銘を受けました。 まず、靴売り場というよりも、ブラシやクリームなど靴をお手入れする道具が、ずらりと並んでいました。 「こんな売場はないです。」と言われるのですが、こんな売場こそ、この時代に求められている。 靴のお手入れをして長く愛用してもらいたいとの気持ちが伝わって参ります。 そして、商売は心であり、石田梅岩という人物を教えてくれました。 江戸時代の思想家であり、「実の商人は、先も立ち、我も立つことを思うなり」との言葉を残しています。 先とは売り先であり、両者にとって益になること。また、商行為によって得たものは世に還元されるべし。 士農工商は職業区分として、すべての人は対等であると商人としての矜持を語っていました。 こんな人物が日本にいたことに加えて、すぐそばで、こんな商売をされている人物がいたことに 大変心強く思いました。 2019年10月7日



小渕志ちのひ孫にあたる小渕隆司さんとお会いしました。 小渕さんは、子育て支援施設の整備、運営に関する支援事業を行う 糸徳財団の代表理事です。 昨日ご一緒に豊橋駅前にある石川繊維資料館を訪れました。 こちらには、当時使われていた製糸の道具や機械が展示されています。 しかし、民間の資料館であり、代表の石川明さんが高齢となり、その資料をいかに継承するかが課題となっていました。 これらは個人のものではなく、みんなのものという公の意識も必要でしょう。 そして、単に行政に丸投げするものではなく、意志ある市民が声をあげて結束していくこと。 何が本質なのかを考えると、自立および自由の精神の継承に行き着きます。 その資料に触れて、その先人たちの気概を感じること。 そして、それは、まちなかと呼ばれる豊橋駅前にあるのですが、まちとは歴史や文化を伝える場所でもあります。 その時、まちなかの商人はいかにあるべきか。小渕さんは、志ちさんから声がかかって財団活動をされていると言われていましたが、 私にも天から声がかかっているようでした。 2019年9月26日



帆前掛けを製造するエニシングの西村和弘さんにお会いしました。 会社名のエニシングは、エニシ(縁)が続いていくことで役に立つ仕事をしたいとの想いが込められています。 そんな西村さんが、わが故郷豊橋で前掛け職人と出会い 「このような産地、そして職人たちが残っている。これからの日本、世の中に大事なものが詰まっている」と感じたそうです。 しかし、職人たちは「このままでは我々が辞めると日本の前掛けも無くなってしまうんだが」 その話を聞いた時に、西村さんが手をあげました。そして、はじめて仕事に使命感を持てたのだと。 今回お会いして、これは街の財産であり、みんなで守って行くべきものだと感じました。 同じく、自分の店も、自分ではなく、みんなの店である。 だから、子供たちにも伝えていく。街の人たちにも応援を募る。そこに行政も巻き込んでいく。 その公の発想が、この時代に求められていて、それが次代に継承されていく道標のように思います。 西村さんの工場を訪ねた時に、そこに機械があるだけで、私の目頭は思わず熱くなりました。 2019年9月21日



土曜の夕方、親子連れのお客さんがご来店。お子さんがカップを片手に「タピオカを飲んで良いですか?」わざわざ店員に申し出てくれました。店員が「大丈夫ですよ。」と奥にあるテーブル席までエスコートします。 すると「ここでかくれんぼしたいなあ〜」スタッフが扱いに困惑した様子でしたので、私がすかさず登場して「これ食べてね!」チョコレートクッキーをあげると「ママにもちょうだい!」とねだってくれました。 お買物をしているお母さんのもとに届けます。戻ってくると「これ飲んでいいよ!」私は、はじめてタピオカを頂きました。「ミルクティーにお餅が入っている感じだね〜」そこで会話がはじまり、年長さんだと知りました。 帰り際に何度も「バイバイ」と手を振ってくれました。お名前は「優公(ゆうく)」ジェントルパブリックと解しました。その子との対話は小売店ならではであり、彼から勇気を頂きました。まるで天使のようでした。 2019年9月16日(フェイスブック)



フライパンを販売する仕事をしていて、なぜフライパンを販売するのか。あるいは、なぜ毎日の料理をするのか。そのことが曖昧になっていると、結果として商品は売れなくなるように思います。 小売店は、その商品を使う意味を考える。それを日々深めていく。その上で、分かりやすい言葉で生活者にお伝えする。ところが、今日の小売店は、単に商品を効率よく流すことだけに陥っていないか。 もしかしたら、生活者も単に効率よく過ごすことだけに陥ってしまい、生活そのものも便利になっているものの、貧しくなっていないか。その原因は、小売店の怠慢によるものかもしれません。 そこで、なぜ毎日お料理をするのか。フライパンを販売する小売店の視点で整理した 「フライパン バイブル」を執筆してみました。大変なお料理作りですが、毎日お料理する人のエールになれば幸いです。 2019年9月12日(フェイスブック)



フライパン倶楽部で毎月ベスト30を発表していますが、先月はじめてパイルレンジクロスがNO.1となりました。水拭きのみで、油汚れが落とせる気持ちよい一品です。しかも、お値ごろ。 このお品によって、定期的にご来店頂けます。その点でお客様との関係を深めてもらっています。加えて、実店舗でも、来店動機となる一品でもあり、これを目指してご来店下さる方も多いのです。 そして、こちらのメーカーは、織物の街である和歌山県高野口町にあるのですが、今回当店のオリジナル布巾を製作してもらいました。小売店として、他のお店にはないオリジナルな品は大変重要です。 道具のお手入れの最後に拭くことで、次回快適に使えることにつながります。そして、赤ちゃんも拭くことで愛情が増すように、道具も拭くことで愛着が増します。オリジナル布巾をお役立て下さい。 2019年9月5日(フェイスブック)



あつみさんの新店舗で、第一回目のフライパン講座を開催いたしました。地域の皆さんに、実際に使いながら道具と食品をお伝えする。今回は、鉄フライパンで田原の保美豚を皆さんと一緒に焼いてみました。 座学では質問が目白押しで大変盛り上がりました。一方的ではなく、このようなやりとりこそ、ライブならではあり、私の方も参加者の皆さんから教えて頂きました。このような対話の場は温かいですね。 そして、理論が頭に入って整理されれば、自分で考えて実践ができます。弱火で調理できることに、皆さん新鮮な驚きを感じていました。ある方は、火加減を車のスピードに例えて反省されていました。 このような講座の取組みも、この時代には地味ではありますが「あわてない、あわてない」フライパンや保美豚が教えてくれているようでもありました。あつみさんで次回は9月28日(土)に開催予定です。 2019年9月2日(フェイスブック)



ビオ・あつみ豊橋でフライパンの講座を開催いたします。こちらの2階には、キッチンスタジオ付きの教室があり各種講座が開催されています。前半はレクチャーで、後半はあつみさんの食材で調理いたします。 第1回目は田原市の保美豚(ほびとん)でトンテキを調理して、皆さんとその場で試食いたします。ちょうど田原市の養豚農家の皆さんが豚コレラの渦中にありますが、その安全性をアピールできればとも思います。 レクチャーでは、料理は科学であること、温度が重要であることをご紹介して参ります。鉄フライパンの正しい使い方からお手入れまでを整理させて頂き、その理屈が分かれば、すべての調理に応用できます。 あつみさんの食材と当店の道具を通じて、何かこの地域に貢献できないものか。また、いろいろとご意見ご要望などをお聞かせ頂ければ幸いです。初めの1歩となりますが、皆さんと楽しんで参りたいです。 2019年8月23日(フェイスブック)



甲子園で熱戦が続いていますが、先月愛知県大会の準決勝で岡崎市民球場に駆けつけました。息子がお世話になった地元の桜丘高校は史上最弱のチームだと言われていたそうですが9回裏2アウトからドラマは始まりました。 3連打で同点に追いついたのです。延長戦に入り、タイブレークの始まる前の11回裏にはサヨナラ打。応援席は歓喜に沸き、飛び上がって周りの皆さんと喜びを分かち合いました。そして、史上初の決勝に駒を進めました。 息子が在学中も、さまざまな部活での活躍が目覚ましく、それを指導する先生方が大変熱いのです。「桜の挑戦」とラグビー日本代表の特集がスポーツ雑誌で組まれていましたが、まさに学園を象徴する言葉でした。 しかし、今回、子供たちの活躍を間近に見て、挑戦するのは、先生や子供たちだけではなく、自分自身ではないか。変化の激しい小売業こそ、まさに挑戦とともにある存在であり、この盆明け、挑戦して参りたいです。 2019年8月17日(フェイスブック)



今年2月に田原市で豚コレラが発生。コレラという響きを聞くと恐れをなしてしまいますが、例え感染したものを摂取しても人体に有害なものではなく、また感染したものが市場に出回らないように厳重に管理されています。 安全性に関する公的機関の見解は以下を参考にして下さい。そもそも、この「コレラ」というネーミングの由来は何なのでしょうか。消費者にあらぬ誤解を与えてしまうので、きちんと説明をしていく必要もあるでしょう。 そこで、道の駅・田原めっくんはうすで、昨日その安全性を養豚農家の皆さんが直接PRする豚FESTAが開催されました。灼熱の太陽が照る中で、豚肉を焼き焼き、汗をかきながら養豚農家の皆さんが集結していました。 豚肉は夏バテ予防にもなります。本来は卸も含めた小売店こそ、この豚肉の特徴や安全性をPRすべきでしょう。また、この折に業界の皆さんが一つところに集まって力を合わせる姿は麗しい。田原の養豚農家さん頑張れ! 2019年8月12日(フェイスブック)



ご近所に高級食パン専門店 銀座に志かわが開店されました。精文館横のときわ通りを越えて昔モスバーガーがあったところですが、そちらでパンを買われて、当店にパン切りナイフを買いに来て下さる方がいました。 そこで、まず、食パンにおすすめしたいのは、メードインジャパンのブランド、グローバル・イストのパン切りです。こちらは、硬いパンだけでなく日本人仕様に柔らかいパンに対応させるために開発した新製品です。 切っ先に少しカーブがあることで、表面の表皮や耳を切る上で、スパッと切りやすく工夫されています。洗練されたデザインに加えて、長すぎず短すぎないサイズ感、切れ味は抜群となります。 高級食パンには、相応しいパン切りナイフです。これら本格的なパン切りがあると毎日が快適となることでしょう。このようにご近所のお店の食品に重宝する道具をご提供できるのが小売店だと思います。共存共栄です。 2019年8月10日(フェイスブック)



喫茶店は街のオアシスであり、潤いを与えてくれます。買物して、ちょっと一息つく。その時間は豊かです。そんな喫茶店の一つが、みるくほおる橘さんです。当店から徒歩3分ほどのところにあります。 昨日は娘の誕生日で、ちょうど私の仕事はお休み。何か記念をと思いまして、出掛けたところが橘さんでした。お目当ては、街では評判のフルーツパフェです。10種類以上の新鮮なフルーツが楽しめます。 食べやすく上手にフルーツが並んでいて、これも職人技。手間暇かけて丹精込めて作られていることが分かります。フルーツの下にあるアイスクリームも甘すぎず、フルーツの味を引き立ててくれます。 かき氷も楽しめて、お店は来店客でいっぱいでした。橘さんは、当店と同じくご家族での経営であり、私もこんな接客をしなくては勉強となります。バースデーパフェに娘もニコニコで22歳となりました。 2019年8月1日(フェイスブック)



田原市に本社のある渥美フーズさんは、安心・安全な食品で人を良くすることを使命としています。渡会一仁社長は、21世紀に必要とされ続ける会社を目指して、さまざまな事業に挑戦中。私も刺激を頂いています。 渥美さんの浜松のお店ビオ・あつみ エピスリーは、多目的なイベントスペースを設けて、食のセミナーや料理教室を開催。そこで、社員の方が顧客とともに学んで、食のプロフェッショナルを目指している。 豊橋では、食の勉強会は20年間も続いていて、社員と顧客が一緒になって学んできました。先日私も参加しましたが、それは、渥美さんのベースであり財産だと思いました。人とのつながりを時間をかけて築いてきた。 そして、明日20日に、ビオ・あつみ エピスリー豊橋店が三ノ輪町にオープン。人を良くする食に関しては、主体的に行動していくことが求められます。当社もコラボ企画で参画して、渥美さんと花を咲かせて参りたいです。 2019年7月19日(フェイスブック)



ジャニー喜多川さんの家族葬に、その子供たちと呼ばれるタレントたちが150名集い、記念写真を撮影していました。そのほとんどが、その世界で活躍する人たちでしたが、ジャニーさんの影響力の大きさを思い知りました。 そのグループの一つであるSMAPが歌った「世界に一つだけの花」の歌詞を思いました。「ナンバーワンにならなくていい。もともと特別なオンリーワン」その子供たちから伺えるのは、その自信とも言えるでしょうか。 その彼らの自信はどこから来たのか。きっとそれこそ、ジャニーさんが子供たち一人一人から呼び覚ましたものだと想像しました。とかく人は誰かと比べて、うらやんだり落ち込んだりする弱さを持っています。 しかし「一人一人違う種をもつ。その花を咲かせることだけに一生懸命になればいい。」生き様を通じて教えたのでしょう。それは、小売の世界でも、人生でも同じでしょう。「おまえは、おまえでいいのだよ。」 2019年7月14日(フェイスブック)



わが故郷豊橋に在住しているRIEさんは、ご自分の足でアフリカのガーナに買い付けに出掛けて、国内さまざまなところで販売しています。今回、当店でも手作りの籠を分けて頂きフェアを開催いたしています。 私たちの業界でも、インドやアフリカといった、これまでになかった異国の地より輸入される品が増えて参りました。これらの籠は、手仕事で1週間かけて製造されるもので、手間暇が惜しみなく掛けられています。 その価格は工芸品のような高額なものではありません。ですから、丁寧な編み込みには、作り手の誠意を感じます。その昔、民藝運動の柳宗悦が、朝鮮半島で名もなき人が作った生活の品々を慈しんだ事と重なります。 RIEさんは志が高く、ガーナの女性たちが職を得て、自分らしく生きることを支援されています。これからの小売は、ますます作り手を尊重することに至るでしょう。そんな名もなき女性たちの籠をご覧頂ければ幸いです。 2019年7月12日(フェイスブック)



「新しい買い物 理想の社会を買い物でつくる。」(角川書店)その表題に魅かれて衝動買いした書籍は、無印良品でスマホアプリを開発した方と関係者の対談集でした。「買う」の意味が変わりはじめているとの問題提起。 「買う人は購入するプロセスの中で、企業なりブランドなりの思想や考え方を身をもって感じる訳ですよね。買った後も、その商品を使いながら、日々、生活の経験として、その企業の思想や考え方にじっくりと触れる。」 その売り手の思想や考え方に共感および共有するために買い物をしているのだと。私なりには、新しいよりも、本来の買い物に立ち戻っているだけで、そこに返らないと商売が成立しない時代になっているのだと思いました。 フライパン倶楽部を立ち上げた時に、当店の思想の部分を言語化して、それを事あるごとに改訂して今日に至っているのが「お料理上手は幸せ上手」の以下メッセージです。今一度、その思想を深めて参りたいです。 2019年7月6日(フェイスブック)



ご自宅でホームパーティーを定期的に開催している当店のお客様がおられ、今回お昼の集まりに参加させて頂きました。その方は、時には音楽家を招いては、100人以上のケーキをご自宅で作ることもあるそうです。 そこに、私の母親と同じ年頃のご婦人がおられて、私の祖母の話をしてくれたのです。実は、私が生まれた50年程前に、当店は料理教室を開催していて、その当時の生徒さんであり、今でも当時の道具を使っているとのこと。 その方が持ち寄った一品は、アルミカップのプリンでしたが、そのカップに見覚えがありました。わが家でも作っていたのです。すると「お宅で買って、お宅で教えてもらったプリンですよ。」妙に懐かしい味わいでした。 そこにいる参加者の方に、あれもこれも当店で買ったものだと当店のことを宣伝してくれて、私の方が少し気恥しくなりました。しかし、私なりに、祖母たちは、50年経っても忘れられない商売をしていたのだと思いました。 2019年7月2日(フェイスブック)



東京銀座にある伊東屋の松井幹雄さんの講演を伺いました。2015年改装時に「伊東屋らしさとは何か」を社員で議論したそうです。その結果、買う店から過ごす店に転換。それを社員や関係先と共有する。 大切にしている価値は、新しいコトやモノの発見、ずっと使い続けること、人との関係を大切にすることと伺いました。突き詰めると、人を大切にされていて、商品ではなく人を売るということを思いました。 この時代、ますます物の所有概念が希薄となり、想い出を作ること、人と喜びを共有すること、現在にしかできないことを人は求めているのだと分析。そこで「伊東屋はエンターテイメントである。」 講演後の帰り道に、お店にも立ち寄りましたが、挑戦している空気を感じました。それは商人の心意気かもしれません。私も仲間たちとフライパン倶楽部らしさを極めて、大胆に行動していきたいです。 2019年6月27日(フェイスブック)



当店の隣で挑戦を始めたのが、スポーツを通じた街づくりを目指すNPO法人アンドエスの菅沼卓徒君、豊橋市下条出身の27歳です。「スポーツで人と人がつながり、東三河を誇れる街にしたい!」と意気込んでいます。 B1リーグの三遠ネオフェニックスと豊橋信用金庫が協力パートナーとなり、日本財団から資金援助を受けています。まずは、当店も参加しているフェニックスのブースターショップの活性化を課題としていました。 多世代が多種目楽しめる総合型地域スポーツクラブ、スポーツ情報の集約と提供を担うセンター、スポーツをきっかけとした交流・集いの場を創設するなどして、東三河のスポーツ実施率の向上を目指しています。 その定款目的には「まちなか回遊ネットワークの構築による地元商店街等の活性化に寄与する」これは豊橋公園アリーナ構想を想像できますが、今までとは違う新しい切り口での街づくりをともに行って参りたいです。 2019年6月21日(フェイスブック)



SEOセミナー勉強会の帰り道に、ぶらりと名古屋笹島の商業施設グローバルゲートに立ち寄りました。ここは貨物駅の跡地であったところに、愛知大学や中京テレビ等が進出して新たな街を形成しています。 ここに、わが街の若き商店主である豊川堂(ほうせんどう)さんとgarageさんが出店されていました。豊川堂さんは、書籍・文具だけにとどまらず、雑貨も並べて、さらにレストランまで併設されていました。 従来の書店の枠に捉われない、自由な発想と行動力に共感いたしました。商品ではなく、料理という括りで、本を基調として、それに必要な道具や料理そのものまでも提案する。いわゆる、ライフスタイルの提案。 改めて豊橋という地域にあるお店は、そこに住んでいる皆さん、ご近所さんとの関係性を深めることができて、狭いけれども深くおつきあいができる。しかし、ここなら広く主張ができそうです。挑戦に幸あれ! 2019年6月20日(フェイスブック)



「商業界」という雑誌がありますが、7月号に地元豊橋出身の経営コンサルタントの論稿が掲載されていました。ちょうど先日、高校の同窓会がありましたが、先輩にあたる方でもあり、叱咤激励してくれているようでした。 商人は勉強しなければならない。その具体例が面白い。年に1回は東京に行き、月に1回は書店に行き、週に1回はセブンイレブンに行く。そして、自店の存在理由、お客にとっての存在価値を定期的に問いかけろ。 さらに、今の商人は渇望感が足りない。「なんでもやって売るぞ!」という気概に欠けている。「貪欲に商機を狙う店が繁盛します。」平成の時代に、いつしか足かせがまとわり付いてしまったかのようです。 編集後記では「平成時代の日本商業が心底自由な発想で動いたか、・・・30年もの停滞を経験した後である。」そして、イトーヨーカ堂創業者の伊藤雅俊氏の言葉で締めていました。「商業の魅力は自由であることだ。」 2019年6月14日(フェイスブック)



商人とは、いつも笑顔でいる人だと思います。私が高校生のころ、友人のお母さんが「高津君のお母さんの電話の声は、いつも明るいね。」ふと、そういえばそうだなあと。そして、当時の店の状況を今振り返ると・・・ 母親は豊橋ステーションビル(今のカルミア)にバス・トイレタリー雑貨の新店を出して意欲的に商売に取り組んでいましたが、退店の憂き目をみています。それを今でもさらりと「いい勉強だった」と語ってくれます。 インドで貧しい人に仕えたマザーテレサの生き様で印象的であったのが、厳しい状況に置かれても微笑んでいる姿でした。仲間のシスターたちに「スマイル、スマイル、スマイル」と呼び掛けていました。 聖書にも「いつも喜んでいなさい。」それは、状況に関係なくいつも喜ぼうとする意思なのでしょう。すると、不思議と物事は好転していくように思います。そんな商人の笑顔こそ次代に継承して参りたいです。 2019年6月6日(フェイスブック)



わが広小路商店街には、商店主が結束する振興組合がありますが、いつのまにか物を売る商店は激減。玄関の豊橋駅付近の共同ビルは老朽化して飲食店街に。かたや、マンションが立ち並ぶ街の状況は激変しています。 その組合では、主に街路等の維持管理を実施していますが、それだけではなく、今だからこそ、商店主たちが連携すべき時だと感じています。そうでなければ、外部資本による個性のない街になってしまいます。 「自分の街は自分で作る」そこにこそ、その街らしさと輝きが現れます。その独立の気概こそ、商店主たちが継承してきたものでした。少数とはいえ粒揃いの商店主が連携して、自分たちの街を作っていく時です。 ネット通販では遠方にいる地元出身者からも支えて頂いていますが、商店にとっては、まずは近隣のお客様に役立つことが大切です。「買物は地元の店を利用する!」そんな機運を、わが街に広げて参りたいです。 2019年6月4日(フェイスブック)



自分の街の歴史を振り返っています。先日ある方からお借りした小冊子は「広小路物語」(縣榮一著・平成15年発行)。明治45年に豊橋駅と陸軍第15師団に通じる大手通りを結ぶ今日の広小路通が誕生します。 大正14年には市内電車が走り、大野銀行が移転して来る。昭和7年には丸物百貨店が開業して街は活況を呈する。ところが、昭和20年6月19日夜半、B29の爆撃により広小路通は焦土と化してしまいます。 そこから道路整備がはじまり、街に灯をともすため発展会が組織される。そして、昭和25年12月12日、広小路1丁目から5丁目までの発展会の連合組織「豊橋広小路発展会協同組合」が設立されました。 商店主たちが協力して、ネオンの大アーチ2基(東西の入口)を完成させて「面目を一新した広小路通となる」そこには「初代理事長に津秀太郎を選出」思わず祖父の名前に出会い、目頭が熱くなりました。 2019年5月31日(フェイスブック)



「人間の営みだから、信頼を作ることから」BSの報道番組で拉致問題の解決に向けて、元外交官の田中均さんがコメントされていました。田中さんは、当時の小泉首相が北朝鮮に訪問した時の交渉担当者。 ミスターXと呼ばれる北朝鮮代表者と30回以上の交渉を重ねて拉致の事実を認めさせる。その経験を踏まえての提言でしたが、外交の原点でもあり要諦でもあります。まずは相手との信頼を作ること。 私たち商人も然り。取引先との信頼、社員との信頼、顧客との信頼、地域との信頼を作ることが商売そのもの。あれやこれやの策に溺れることなく、人としてのあり方を深めて参りたいです。 この時期、地球儀を俯瞰する外交を展開する首相も米国大統領との信頼作りに腐心されて来ましたが、それが結実することを祈ります。私たちも、誠意をもって相手に向き合い、その声に耳を傾けたいです。 2019年5月25日(フェイスブック)



フライパン等のフッ素樹脂製造時に使われる物質が、その製造工場周辺の地下水を汚染したことが報道されていました。これは、フライパンメーカーだけの責任ではなく、小売店にも課題があると思いました。 完成した商品の安全性だけを問題にしてしまえば、今回のような問題を防ぐことはできません。商人は、もっと大きな視野と高いモラルが求められます。メーカーとともに志高い公共心を育てて参りたいです。 また、メーカーが商品の安全性を確保して、持続可能な地球環境を作っていくためには相応のコストがかかります。その時、商人はそれをユーザーに分かりやすく説明して理解を求めていくことが必要です。 加えて、ユーザーにも限りある資源を大切にする買物を促して、使用後は適切に処置する等のモラルの向上にも努めていく。それを押し付けることなく範を示し、ともに考えて後押しするのが商人でしょう。 2019年5月18日(フェイスブック)



「平成は敗北の時代であった。」その発言をされた三菱ケミカルホールディングス会長・小林喜光さんの論稿が5月15日付読売新聞に掲載されていました。企業の時価総額ランキングを例にあげて平成時代を総括。 そこで、国民の7割以上が現在の生活に満足しているという内閣府調査を持ち出して「世界に劣後し、国内でも財政やエネルギーなど大きな負担を子孫に先送りしつつあるのに、なぜ現状に満足できるのか。」 さらに、「幸福の代償としてハングリー精神を失い、『今さえよければ、自分さえよければ』という思考に陥っていないだろうか。」と手厳しい。しかし、それはご自分に向けて語られていました。 「今、日本に必要なのは、カエルをぬるま湯から飛び上がらせるヘビである。不都合な真実を語り、日本の国民に活力を与えるヘビは、他ならぬ我々経営者でありたい。」私もそのヘビでありたい。 2019年5月17日(フェイスブック)



「いちげんさん」という言葉を飲食店等で見かけますが、初対面の方とのやりとりは難しいものがあります。お断りするお店もあるようですが、商人は基本的に、いちげんさんを歓迎いたします。 いちげんさんへの対応は、未だ慣れることはなく、どのように向き合うべきかと迷います。どのタイミングで声を掛けるべきか。また、どのような言葉を掛けたらよいのか。定型の答えはありません。 さまざまな経験を積んでいくことで、少しづつ見えてくるものがあります。しかし、それは完成することはなく、常に求めていくべきものだと感じます。それが売ることの深み面白みでもあります。 「今日はどんな方とお会いできるのかな」商人は、それを待ち望みます。そして「いらっしゃいませ」と笑顔でお迎えする。「ありがとうございました」いちげんさんの祝福を祈りながら見送ります。 2019年5月14日(フェイスブック)



蓮池薫さんが著書「半島へ、ふたたび」で拉致から解放されて初めて自由意思で韓国旅行をしたと表現されていました。それは、束縛の体験があるからこそ、自由意思という言葉を使われていたのでしょう。 この時代この国では、この自由の恩恵に浴しながらも、その切実さに乏しく、それが何であるのかを深く考えようとしない。自由とは、自分に由ることであり、その本質である自分が希薄化してしまう。 欧米で自由の権利を求めて血を流した人たちも、王権などによる束縛を体験していました。その人たちにとって自由は切実なもの。ただ、それを継承する人たちには、その切実さは伴いにくい。そこに罠が潜みます。 平成の日本経済は、この罠にはまってしまったのかもしれません。そんな自由の罠に意識的になって、歴史や先人から学んでいく。すると「なせばなる」の地平が開けて来る。この言葉の主語が立ち現われます。 2019年5月10日(フェイスブック)



当社社名は、エフアールカンパニーで、カンパニーという言葉が付いています。もともとカンパニーは、ともにパンを食べる仲間が語源なのですが、そこに込めたものは仲間と訳される社員への眼差しです。 その仲間とは、基本的に上下関係および支配・被支配はなく、横並び同列のものであり、互いに自由意思をもつ尊い存在です。そのもとで、自発的に仕事に取り組む。そんな自由の気風が流れるところが本来の会社。 ある先輩が教えてくれました。「積み木は、縦に並べると崩れるでしょう。横に並べないといけないのよ。」会社や組織の要諦ですが、別の視点では、各々の仲間の成長成熟の違いがあるため教導することは必要です。 その時、社長は、それを先導して、それを育てていく立場にありますが、それを本心から行えることが問われます。社名や理念にあるから行うのではなく、その仲間を愛しているから行える。それが本来の社長でしょう。 2019年5月9日(フェイスブック)



人と人が出会い、互いに意思疎通をして、その関係性を深めていく場が売場でもあります。欧米風にはアソシエーションです。サッカーは、アソシエーション・フットボールの略ですが、みんなでルールを決めた。 そのみんなとは、もちろん、フットボールを愛する人たちですが、そこには、対等な人間関係がありました。それは相手が違った意見をもつ人間であることを理解して、相手を尊重していることが要諦です。 その結果、自由な意見交換、対話ができました。その上で、みんなで決めたことは、みんなで守るという責任や義務の意識が生まれます。さらに、その過程を通じて、お互いの人間的な成長や成熟を志向する。 それは、本来の意味での倶楽部とも表現できるのですが、売場もその原点に返る必要があります。「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」アソシエーション・フライパンの売場を創造して参りたいです。 2019年5月7日(フェイスブック)



この連休中に実店舗はずっと営業していましたが、そのご褒美のような出来事がありました。ネットでおつながりを頂いたお客様が、遠路はるばるご来店下さったことです。新たな時代に、新たな勇気を頂きました。 あるお客様は、千葉からご実家のある大阪に新幹線で帰る途中にお立ち寄り下さいました。ユーザーの声で何度も対話させて頂き、10年以上のおつながりですが、今回はじめてお会いすることができました。 もうひと方は、三重から電車で一人旅。同じく10年近いお付き合いだと思いますが、ユーザーの声を通じて対話させて頂き、今日も折あるごとにお買物下さっています。今回はじめてお会いすることができました。 お名前とお顔が結びつく。大変嬉しい瞬間です。この連休はネット通販を見直してしまい、これぞ商売だと思えるような手応えといいますか、可能性を感じさせて頂きました。ご来店ありがとうございました。 2019年5月6日(フェイスブック)



上皇となられた明仁陛下ご夫妻は、平和を追求されていましたが、それは国家間の平和というよりも、まずは家庭の平和であったと思います。そして、何よりも夫婦という関係、結婚を尊んでいました。 その時、美智子さまは、ご自分の台所を持たれて、ご自分の手で料理を作られていた。私なりに思うことは、料理道具とは、温かな家庭をつくること、家族の信頼、特に夫婦の信頼を深める手段でもあること。 そんなお二人の生き様を通じて、物を売ることの本質にも迫れます。それは家族、特に夫婦の信頼を深めていただくことが目的。商人とは、それを後押して、その幸せをひたすらに祈る存在でもあるでしょう。 通販では「末永くご愛用下さい」と一筆添えていますが、もともと「末永く」は夫婦の間柄に「お幸せに」を添えて使われる言葉。商品や販売は手段に過ぎず、その関係性の深化が目的。祈りを込めて参りたいです。 2019年5月2日(フェイスブック)



運送業者から送料値上げの通知が入りました。ネット通販にとっては、送料設定および送料価格は、重要な販売戦略でしたが、考え方を変えていく時のようです。このままでは、過当競争を促す要因にもなりえます。 また、ネット通販の市場では、送料無料が当然視される不健全な状況を作ってしまい、運送業者にまで過当競争が及んでしまったことを反省いたします。送料は本来聖域として実費頂くのが筋かもしれません。 ここまでネット通販が広がったのは、運送業者の努力の賜物とも言えますが、ここに至り無理があったように思います。実店舗販売との公正な競争という視点からも、送料のあり方を見直すべき時でしょう。 送料設定および送料価格を再検討して参りますが、ネット通販のお客様には、ご理解ご協力を頂ければ幸いです。不健全な競争を警戒しつつ、関係者の皆さんが気持ちよく仕事に取り組めるように努めて参りたいです。 2019年4月21日(フェイスブック)



スタッキングできるワイングラスを実店舗で見ていたお客様が「これいいわね。」ひと目惚れの印象で、ご自宅で音楽と料理を愉しむ会をされていることを、スマホの写真とともに語り始めて下さいました。 ワイングラスでスタッキングできるのは珍しいようで、しかも高さが低いため、テーブルの食材をとる時に、グラスを倒す心配がないと。そこにもう一人、誕生日プレゼントをお探しのお客様。 すると、そのお客様同士は初対面でしたが、その場で打ち解けて話に花が咲きます。「デザートにもよさそうね。」お二人とも、ご自宅でのおもてなしに、誕生日プレゼントに、同じグラスをお買上。 その光景に、商品には、心を開かせる力と、人と人とを結ぶ力があるのだと感じました。その時、商人とは、お客様に共感しつつ、その結びつきを後押して、その喜びをともにする存在なのでしょう。 2019年4月18日(フェイスブック)



「あらゆるモノがネットで買えるようになり、モノを売るだけでは実店舗は存続できなくなる。」そこで、丸井グループ社長青井浩氏は、体験という価値を提供して「売らない店を作る」と日本経済新聞で語っていました。 米国で坪当たりの売上が高いスポーツ衣料品のルルレモンを紹介。店員に客への売り込みを禁じて一緒にヨガやランニングをする。売らないことで結果的に売れるのだと。「この逆説は極めて現代的だ。」 「売る前提だとノルマが生じる。ノルマを抱える人に接客されると、客はある時点から買い物が楽しくなくなる。販売員にもプレッシャーがかかる。売らなくていい、買わなくていいとなると双方が楽しくなる。」 私なりに、これは普遍的なことであり、顧客の自由意思が前提の買物に、さまざまな制約ができているのが現代的なのか。顧客を大切にするとは、顧客の自由意思を尊重することであり、そこに小売の原点も潜みます。 2019年4月16日(フェイスブック)



この10連休にご予定はありますか。当店は水曜日を除いて祝日も営業していますが、ひとつご提案があります。それが台所の棚卸です。この機会に整理を試みて、新しい時代を迎えていく。 日々の生活に追われてしまうと、いつしか台所周りが雑然としてしまうもの。意外と人目に触れることがないので、死角ともなりがちです。そこで、今回は良い機会となるかもしれません。 お蔵入りしている道具もあるかもしれません。陽の目を見ない道具に気づいてもらいたいですが、思い切って処分することも必要でしょう。この機会に道具一つ一つを手にしてみて下さい。 台所周りが整うと、心も頭も整って、美味しさが生まれて参ります。新しいものを買うよりも、まずは、台所周りを整理してみる。それで必要なものに気づけたら、その時は、当店にご来店下さい。 2019年4月15日(フェイスブック)



コンビニ店の24時間営業が見直されています。その時、同業者間での競争が過ぎていないかと反省をいたします。それは、天井無しのポイント付与や値引き等の価格競争にも通じます。 商店は、買って頂く顧客のためにありますが、そこで売る従業員がいて成立いたします。それは、三方よしの「売り手よし」の部分であり、商店が利益を出して商売が続いていくことも含まれます。 商人は、売り手と買い手の両方の人間を大切にします。しかも、明日につながる利益を出すことが問われます。その過程で、24時間営業の見直しのように、時代の変化に対応しなければなりません。 そこで、警戒したいのは、過当競争という曲者です。同業者間と健全な競争はすべきですが、互いに利益を確保していく前提があります。顧客の争奪ではなく、顧客を創造することが求められています。 2019年4月11日(フェイスブック)



実店舗とは違って、ネット上でのお買物の特徴は、お名前を頂けることだと思います。先週も「椛」という漢字を名前に持つお客様からご注文を頂き、素敵なお名前だなと思いました。 この漢字の読みが「もみじ」であることを初めて知りました。そんなお名前から、しばしお客様とメールで会話をさせて頂きましたが、改めて小売店とは、お客様のお名前を大切にする仕事だとも思いました。 私の会社の社名は、エフアールカンパニー株式会社ですが、FRとはフライパンの頭文字であり、Fにはfaith(信頼)の追求、Rには responsibility(責任)の自覚、カンパニーは仲間を尊重する意味合いを込めています。 私が長い時間をかけて命名したのですが、同じく名前とはご両親たちの愛情、幸せへの熱い願いが込められています。商人とは、そんなお名前を愛情をもってお呼びして、そのお客様の幸せを願う人なのでしょう。 2019年4月8日(フェイスブック)



WEBショップの店名はフライパン倶楽部と命名しましたが、倶楽部には、同志が集まって楽しく意見交換をする場の意味合いを込めています。サロンあるいはフォーラム・広場とも言えるでしょうか。 お店という空間は、単に商品を売り買いするだけではなく、商品を自慢したり批評したりする話し合いの場であり、そこから次なる新しい商品も生まれて参ります。倶楽部とは、文字通り楽しむ場です。 その点で、倶楽部の原点に返って、そんな場を具現化して参りたいです。そこで、今回 ポーレックスさんの製造担当者が来店する機会があり、作り手と売り手と使い手の意見交換する場を持ちます。 4月20日(土)午後14時〜15時半 会場は豊橋の実店舗にて。作り手から直接その商品の魅力を語って頂き、それを受けて売り手と使い手の声を届けて行きたいと思います。参加希望の方はご連絡下さい。 2019年4月6日(フェイスブック)



年度末に棚卸を実施いたしています。店と倉庫にある在庫品の数量を数えますが、改めて商品と向き合う時ともなります。一つ一つ商品を観て触れて感じることを通じて、商品に想いがますます籠るように感じます。 棚卸は単に数えるだけではなく展示されている商品の状態をチェックする健康診断の要素もあります。汚れていたら拭き取り、付属のPOPや値札を調整いたします。それは、さながら衣装を整えるようです。 仕入れ過ぎてしまったことや、うっかり補充を怠ってしまったことを反省する時でもありますが、置き場所、見せ方はじめ説明の仕方などを反省します。すなわち、どうしたら、彼女の魅力を引き出せるのか。 棚卸とは、その名の通り、棚から卸すこと。商人が商品と向き合う時であり「もうすぐ花婿さんが来るからね。」と語りかける時ともいえるでしょうか。そんな美しい花嫁を送り出す父親でありたいものです。 2019年4月4日(フェイスブック)



豊橋商工会議所で環境経営賞があり第7回の今年は、最優秀賞に プールス株式会社が選定。社長の高畑昌隆さんは、私の父親と年齢が近く、記憶では私の在学時の中学校PTA会長をされていました。 実は、高畑さんはフジ電材という家電品卸会社を創業されて当社とも取引がありました。その会社は2003年息子さんに引き継がれて、60歳で新事業を開拓。16年の歳月を重ねて今回の顕彰。 商人に年齢は関係なく今日も熱く商売をされているお姿に触れて「プールスとは何ですか。」「ラテン語で清潔という意味です。お父さんより2歳下ですよ。」商人はかくあるべしという身近なお手本でした。 生涯現役はもちろん時代を見据えて機敏に行動すること。また、事業化するために採算性を考慮して、社会に貢献できること。その物腰の柔らかさは、ご苦労の賜物だとも感じました。おめでとうございます。 2019年3月31日(フェイスブック)



豊橋商工会議所で議員総会が開かれました。その時に、働ける場はもちろんのこと、暮らしやすい場であることも求めていくべきだと議論がされました。具体的には、教育や医療を充実させていくことなどなど。 そこで、このように環境を整備をしていくことは大切なのですが、そこに住む市民が、いかに街作りに関わっていくかが問われていると思いました。市民の立ち位置が、お客様ではなく街を作る当事者だからです。 充実した環境を作って人を呼び込むという発想ではなく、苦楽を共にしていくことが本来の街の在り方だと思います。街は与えられるものではなく、自分たちで作っていくことで誇りも愛着も沸いて参ります。 私たちの世代は、戦後祖父母たちが汗水流してきた恩恵を受けてばかりで、もらい慣れしてしまっているかもしれません。少子高齢化を迎えて街の課題は山積みですが、それはチャンスであり、いよいよ私たちの出番です。 2019年3月28日(フェイスブック)



小売店の門とは、基本的にすべての人に開かれています。オフィスビル等で厳重なセキュリティーがあることとは対照的だと感じます。その点では、小売店は常に身の危険を負っているとも言えるでしょうか。 ですから、基本的に店に来てくれるすべての人を歓迎します。商人である両親を見ていて感じますが、どんな人にも同じ態度で向き合っている姿はお手本です。それには人間性を高める必要を感じます。 公共と呼ばれる場でも、学校教育の現場でも、あるいは宗教団体などでも、どの人にも分け隔てなくと言われますが、それを実地で実践できているのは、もしかしたら小売店の商人かなとも思ってしまいます。 少々身びいきとなってしまいましたが、どんな人ととも対等にお付き合いできるのが本来の商人でしょう。ですから、商人はすべての人から学ぶことができます。私は、そんな商人を目指して参りたいです。 2019年3月26日(フェイスブック)



イチロー選手の引退会見がありました。ありし日のグラブさばき、バットコントロールを彷彿させる自由は、自分の思いを自分の言葉で表現する姿にも表れていました。会見の質疑応答を楽しんでいる様子でした。 結局イチロー選手は、野球での実績よりも、自分を貫いたことに価値を見出していました。イチローという名前で登録したことも画期的でしたが、「常に人に笑われてきた悔しい歴史が僕の中にはある。」 その自分を貫いた場および手段が野球だっただけで、そのあり方は小売にも通じると思いました。自分は自分であるのか。独立独歩の自由人であること。その点では、どの世界であろうと本質は同じなのでしょう。 SEKAI NO OWARIの「サザンカ」に「いつだって物語の主人公は笑われる方だ。人を笑う方じゃない。」その時「笑うあなたは一体何者なのか。」会見での鋭い眼差しは、私たちに問いかけているようでした。 2019年3月22日(フェイスブック)



朝日新聞のインタビューで元セブン&アイHD会長兼CEOの鈴木敏文さんが熱く語っていました。「絶対に他人のまねをしてはいけません。常識を打ち破る発想が必要なのです。経営者が自分で考え抜いて決めるべきです。」 「セブンイレブンを74年に始めたとき、ダイエーの中内功さんやセゾングループの堤清二さんら流通業界の大物は『絶対に失敗する』と言っていました。」アイワイバンク銀行(現セブン銀行)の時も然りだと。 この言葉に、以前ご紹介した中村屋創業者の相馬愛蔵・黒光夫妻を思い出しました。セブン&アイHD創業者の伊藤雅俊さんも相馬さんの本に啓発されて、後継の鈴木さんも、この姿勢をしっかり継承されていました。 そんな鈴木さんは楽観的です。「人口減少など暗い話題が多いですが、今は本当に幸せな時代です。競争がなくなる時代ほど不幸な時代はありません。何でも国家が統制した戦時中がそうでした。」自由を噛み締めて参りたいです。 2019年3月18日(フェイスブック)



コンテさんが出展する合同展示会が隅田川沿いでありました。上野駅で下車して浅草通りを歩いて、河童橋商店街を横目に隅田川に至りました。写真の駒形橋から厩橋までの道は、わが故郷の吉田城下の豊川と重なりました。 この蔵前界隈は商店街ではなくキラリと光る個店があちらこちらに点在していました。今回のもう一つの目的は、この街の視察にありました。一昔前は卸問屋が軒を連ねていたためか、どことなく商人の息吹が感じられました。 展示会場の楠ビルの方に代表的なお店をお尋ねしたらカキモリさんをご紹介頂き、そこで筆箱とペンを買物させて頂きました。すると、すぐそばに食器を頂いているSyuRoさんのお店があり、街をしっかりと支えていました。 今回蔵前界隈をはじめて訪れて、良い街だと思いました。そして、良い街とは、訪れた人に自分の故郷の良さを気づかせてくれるのかなとも思い至りました。同じく良い人とは、自分の良さに気づかせてくれる人なのでしょう。 2019年3月14日(フェイスブック)



東日本大震災から8年目を迎えます。体内に取り込むモノを販売する小売店としての課題は、安全性を確保するとともに、消費者への啓蒙だと考えます。自分の体は自分で守る自立を促していくことでもあります。 1996年には、アルミがアルツハイマー病と関連があるとの風評が広がりました。アルミ鍋は厚手でも軽くなり、しかも熱伝導性に優れた合理的な鍋でもあるのですが、買い控えが生じました。 そこで、安全性を考えていく時に大切なのは、摂取量を考慮したリスク評価という視点です。この基本的な知識があることで、消費者は風評に流されず、主体的に判断できることにつながります。 放射能はもちろん、農薬や食品添加物などすべての問題に通じます。2003年には、公的機関として、そのリスク評価を担う食品安全委員会が設置されました。この安全性の基本的な考え方をお伝えして参りたいです。 2019年3月11日(フェイスブック)



母親となった同級生が曲げわっぱのお弁当箱を購入してくれました。「中2の次女が、フタを開けたとたんにすごくいい匂いだったと報告してくれました。こんなやりとりがあと何年か続くとしたら、幸せなことです。」 一昨年お客様から「お弁当ばこの歌〜あなたへのお手紙」を教えていただきました。ちょうどNHKのみんなのうたで、ほんわかとした優しいアニメとともに放映されていましたが、その歌を思い出しました。 当時、高3だった息子の高校での父母の会でお母さんたちにこの歌を紹介しました。「あと、どれくらいお弁当が作れるのかな?」と話したら、何だかしんみりとしてくるとともに、今の瞬間が尊く思われてきました。 改めて、お弁当箱を届ける仕事って、素敵だなあと思ってしまうとともに、同級生にも「じっくりと今を噛みしめて楽しまれて下さい。」お弁当箱は手紙であり、親子の想い出や絆をつくるものだと思いました。 2019年3月8日(フェイスブック)



こちらの実店舗の看板をデザインして下さったのが、フォノンデザインの谷野大輔さんです。他にも当社ホームページのタイトルやレイアウトなどの細かいお仕事もご担当頂いた地元豊橋出身のデザイナーです。 以前、谷野さんと対談をしたことがあり、こちらのページにまとめていますのでご参考下さい。やはり、同じ故郷で育った方とは感性が合うと言ったらよいでしょうか、こちらの想いをより正確に具現化してくれます。 働き方改革が叫ばれますが、中小の小売店は、今後ますます外部の皆さんに助けて頂く機会が増えてくると思います。大手であれば内部でまかなえるのでしょうが、中小であれば委託できることが強みでもあります。 特に、地方のデザイナーや建築家の活躍の場は増えていくように思います。その意味で、これからの小売店は、いかに外部の皆さんの力を生かせるかが問われてくるように思います。自営は自分の力だけではありません。 2019年3月2日(フェイスブック)



熱海駅前にハマの電ちゃんが出没してツーショット。JR東日本横浜支社からの応援のようでした。その日も熱海駅は賑わっていましたが、豊橋商工会議所の議員懇親会が熱海の旅館であり観光も兼ねて馳せ参じました。 商工会議所は欧米諸国との不平等条約を解消するために、渋沢栄一らが立ち上げた歴史があります。英大使パークスが「日本には商人たちの声をまとめる機関および世論がない」と指摘されたことがきっかけのようです。 果たして今の商工会議所は、商人たちの声を代弁できているのか。福沢諭吉は独立のためには交際(アソシエーション)の場が必要だと。それは意見交換をする場であり、それが意見の集約、世論形成にもつながります。 会議所とは、会って議する所とも読めます。明日の日本のために、商人たちが会って議論を深めていく必要があります。これはどの分野にも通じますが、商工会議所が交際の良いお手本を示したいものです。 2019年2月24日(フェイスブック)



東京青山のスパイラルホールで開催された「ててて見本市」に行って参りました。この3つの「て」は、作り手、伝え手、使い手の「て」であり、それらがつながることを目指している。大変共感いたしました。 私の属する家庭用品業界の作り手たちとは違った、作家モノ工芸品により近い作り手が出展されている印象でした。ところが、大量生産ではなく、中量生産という言葉で、作り手を募集されていたのが印象的でした。 先日ある方から「TAKATSUさんの商品は買える価格だね。」これは、量販店や百円ショップとの比較ではなく、上記の作家モノ工芸品と比べてのことのように思われます。その点では、少し高めだけど届かない価格ではない。 小売店は、どこを立ち位置にするか。当社の場合は、安価な大量生産品でもなく、少量の作家モノ工芸品でもなく、中量生産品をセレクトするとも言えるでしょう。ここにメードインジャパンの活路もありそうです。 2019年2月19日(フェイスブック)



小売とは何か。小さく売ると書きますが、大きく売る業種もあるのでしょうか。なぜ、小なのか。私なりに、たった一人の他者に向き合っていくことであり、ここに小売の本質が潜んでいるように思います。 小売店で顧客に呼びかける言葉は日本では「いらっしゃいませ!」ですが、英語圏では「May I help you?」この言葉がその本質への手がかりを与えてくれているようです。小売とはIではなくyouを重んじます。 直訳調では「あなたを助けてもよいですか?」自分ではなく他者を助けることが小売の目的。日本では、人助けというと慈善団体やボランティアを思い浮かべますが、この言葉が小売に相応しいかもしれません。 自分ではなく他者が輝くことを夢見ています。今日も誰かを助けることができないか?それは、生きることそのものにも通じます。小売は、生き方の手段に過ぎない。その時、他者とともに自分も輝いています。 2019年2月18日(フェイスブック)



実店舗TAKATSUの隣にあるのが、バスケットボールB1リーグ三遠ネオフェニックスの拠点です。階上看板は、PHOENIX DREAM ARENAとある満席アリーナ会場の写真ですが、只今アリーナ建設を豊橋で目指しています。 当店から徒歩10分程度の豊橋市役所横にある豊橋公園内に建設予定で、豊橋市が民間会社と提携して建設運営する方式で、その計画案が議会で審議されています。わが街では、スポーツを通じての街づくりを目指しています。 そんな中、1月30日に豊橋市総合体育館での試合の応援に駆けつけました。攻撃になると音楽が流れて、声援が沸き上がります。さあ行くぞ!と、ドリブルで切り込んでいく姿が何かに挑んでいる人と重なり印象的でした。 街づくりは人づくりと言われますが、このアリーナ建設を通じて市民が作られている感じがいたします。小売商人もそんな市民の一人です。選手と同じように、市民が果敢に切り込んでいく時に、確かな成果が待っています。 2019年2月4日(フェイスブック)



小売店の課題は、メーカー直販というスタイルです。私としては、メーカーは作ることに専念して頂くのが本道だと思います。しかし、小売店が頼りないので、そんなスタイルが定着しつつあるのかもしれません。 メーカー直販とは、どうしても主観的になりがちです。基本的に良いことしか紹介できません。かたや、小売店は公正中立の立場で、メリットデメリットを指摘できて、客観的に紹介できる立ち位置にあります。 今小売店は、この立ち位置を確保できているか。いつしか効率よく安く売ることにのみ力が向けられていないか。その部分はアマゾン等に委ねるべきです。そこで、当店では「道具選びの眼」を開設しています。 今回は、ストウブとキング無水鍋の比較をしてみました。このような比較は小売店ならではと考えます。そして、消費者の皆さんには、自分で自分に相応しいものを選んで頂くことを目指して参ります。 2019年1月26日(フェイスブック)



アクリルアミドという物質をご存知でしょうか。こちらはフライパン調理でも食品中に生成されるもので、数年前国の食品安全委員会でも取り上げられたものです。ただ、正しい情報がないと風評を招いてしまいます。 以前アルミがアルツハイマー病と関連があるとの風評が起こってしまい、一時はアルミの鍋が売れなくなった時期がありました。その時、小売店は風評に流されず、正しい情報を提供する責任を負っているでしょう。 当店では「お料理と健康」というコーナーを設けて、道具と食の安全性に関する情報を整理してご提示しています。2011年の震災の時には、放射能や水道水に関しても、いち早く情報をご提示させて頂きました。 今回は、アクリルアミドを極端に危険視してしまい、フライパン調理は危険だとする風評を招かぬように情報を整理してみました。 こちらのページでご覧になれます。 すると結論は本質的なところに至りました。バランスよく食べる。焦がし過ぎない。 2019年1月21日(フェイスブック)



先週1月10日(木)に日本テレビ系のZIP!ハテナビコーナーで「フライパンの買い替え時」にちらっと出演させて頂きました。撮影現場は、東京江戸川沿いの個人宅で、先月初めに新幹線で駆けつけました。 最近は、深堀りする番組が増えていますね。NHKのチコちゃんに叱られる!。TBSのマツコの知らない世界。専門的なことを面白く伝えています。芸人やタレントを起用してプロと呼ばれる専門家と交える。 今回は私がフライパンのプロという位置づけで、実際に使っている主婦のユーザー、それをフォローするアナウンサーとの3人で話が進んでいきます。目の前にはカメラマン、そしてディレクターが見守ります。 1時間ほどの仕事でしたが、即興のチームが編成されて、正しいフライパンの使い方の啓蒙ができました。個人で動画も作成できる時代ですが、テレビ局は動画のプロでした。今後も力を合わせて参りたいです。 2019年1月13日(フェイスブック)



明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。本日実店舗に小松菜を栽培する友人がご来店下さいました。昨年末に、彼の小松菜を関係先にお歳暮として利用させて頂きました。 豊橋の二川地区に農園があり、通年出荷されているのですが、冬場のこの時期が旬となります。葉は青々と美しく、茎は太くてハリがある。箱でお届けすると30袋となり、お裾分けして頂けるのも魅力です。 昨年末のNHK「ためしてガッテン」は小松菜の特集。NASAとJAXAの火星移住探査プロジェクトでは、小松菜が火星に持って行きたい野菜ナンバーワンと太鼓判。特に、カルシウムと鉄分の栄養価の高さに着目していました。 しかも、フライパンで、そのまま炒めるだけで簡単に調理できます。加えて良心的な価格。体によく、簡単にできて、しかも安いと三拍子揃うのです。豊橋からこの小松菜の魅力を広めて参りたいです。 2019年1月8日(フェイスブック)